去年は、室看守長に泣かされた2017夏。
あれから1年…
今年は、室島の長に泣かされた2018夏。
というわけで、2週にわたる私の松竹座の夏が終わりました。
ありがとう、夏松竹。
ありがとう、少年たち。
もうね、本当に、毎年言うけど、『少年たち』という作品が大好きで。
ジャニーさんの作品は数々観てきたけれど、これほど素晴らしい作品はないんじゃないかと思うほど好きなんです。
で、これは持論なんですけど、看守長役があってこそ、深みの増す作品。
東京版の『少年たち』はこの数年、看守長は声のみで2幕になると存在するかすら怪しくなってきているので、だんぜん関西版を好んでしまうのですね。
で、結果、何が起こるかというと。
いい！関西Jr.！いい！
ってことになって（いや、WESTを好きになってからずっと思ってはいたけど）、冬も春も松竹座に通うハメに…あぁ、交通費…。
今年はなんと、自分名義も母名義も当選しまして。
しかもどちらもすんごい良席…。
先週は下手の龍太くん立ち位置正面…。
今日は上手の龍太くん立ち位置正面…。
室龍太に撃ち抜かれる夏でした。
先週はですね、花道横のお席で。
もう良席通り越して神席っていうやつでした。
龍太くんにお手振りされて固まりました…。
室龍太に撃ち抜かれた瞬間でした。
先週の初見の感想というか…。
まぁ初日あけるまではね、今年も室看守長だろうと。
だって立場的に龍太くんしかいないからさ。
当然、看守長でしょうよと、思っていたのですが…
初日レポ見てびっくり仰天。
看守長＝向井康二
島の長＝室龍太
島の長ってなにごと…！？
Anotherになっとるやないかーい！！
って。
しかも「龍太くん、オープニング以降1幕出ない」ですと…！？
そりゃそうだ、だって脱獄しなきゃ島にはたどり着かないからさ、そりゃ島の長も出てきようがないさ…。
あぁ、ほんとに龍太くんのJr.卒業説が濃厚になっちまう…って思ってたのですが。
いい！島の長！いい！
優しさと強さをもった島の長は、龍太くんのために当て書きされたような、龍太くんにぴったりな、龍太くんにしかできない役でした。
龍太くんのお芝居が格段にうまくなっていて、本当に観ていて心地よかったです。
声の出し方、表情、台詞の言いまわし…どれをとっても、さらりとした空気のようにその場に馴染んでいて。
この1年、お芝居のお仕事はなかったと思うので、ひたすら観て勉強したんだろうなぁ…。
同い年の照史くん、林の翔ちゃん。後輩の丈一郎や和くん、りゅうちぇ、だいちゃん。
外で主役やメインどころをはる皆の姿は、龍太くんにとってはいろんな刺激があったんだろうな、と。
来年の落語家さん役が楽しみだ。
今の龍太くんの声と表情をもってすれば、とても素敵な落語家さんが出来上がるんじゃないかと思います。
康二の看守長もよかったなぁ。
本当に冷酷で。
濱ちゃんを彷彿とさせました…。
康二の看守長は嫌いだもん、冷酷すぎて(褒めてます)。
あとは、名古屋御園座の滝沢歌舞伎を経て。
康二のダンスの意識が変わってました。
康二が皆に合わせてる…！
それはもう衝撃でした。
康二といえばダンスは上手いけど、良くも悪くも個性丸出し。
でも関西ではセンターだから、それが成立してたんです。それが今年になったら…
看守チームのダンス、角度まで揃っててキレイ！
本当に感動しました。
うまいからこそできる綺麗さ。
センターであんなに皆に合わせて踊る康二、初めて見た。
それからそれからお待ちかねのショータイム。
るたこじ新曲！！
照明も紫と緑でさ、愛されてるね、るたこじ。
長年ジャニーズにいて、それなりにいいポジションに立ってきた2人が初めて手にしたオリジナル曲。
2人のためにつくられた曲。
もうそれだけで感動なんですけど…！！
別にユニットなわけじゃない、コンビなわけでもない、言ってしまえば、知らないうちに1人になってた残り組…そんな2人が松竹座の真ん中で超かっこいいオリジナル曲を歌っている…。
文ちゃんに見てほしかった。
濱ちゃんに見てほしかった。
B.A.D.に見てほしかった。
紫耀に見てほしかった。
別に彼らが置き去りにしたわけではないけど。
でもなんか。
「もう大丈夫」って言ってるみたいって。
2人の間には、もう誰も入れる隙なんてないって。
るたこじ2人にしか出来ないパフォーマンスで、2人にしか作れない空気があった。
照史くんに見てほしいなぁ。
濱ちゃんはさ、絶対デロデロに優しく「かっこよかったでー」って言うでしょ。
龍太くんに甘い人間だから。
同い年の仲良しほんわかライバルな照史くんに「りゅーうたー！」って悔し嬉しがってほしいなぁと思うのです。
それぐらい、るたこじ曲はかっこよかった。
この先もずっとずっと2人に歌っていてほしい。
秋のコンサート、冬松竹…期待してます！！