先日の映画の試写会のお話を。


『ツレがうつになりまして。』の試写会でした。


10月8日公開なので、あまり詳しくは書かないようにしようと思うのですが、

個人的には出演者が好きな俳優さんばかりだったので楽しかったです。


上映前には監督さんがいらして、撮影秘話などもお話されました。


4年前に原作を読んで、映画化を決めて脚本を書いてもらったものの、

テーマがテーマだけに、制作会社に断られ続け…今年になってやっと作ることができたのですって。


映画自体は、重くなることもなく、とっても温かく、のんびりして、ちょっと笑える良い映画でした。

ほとんどがあおいちゃんと堺さんの、ハルさん&ツレ夫婦のシーン。

お互いを思いやる温かい空気がとっても心地よい感じでした。

周りで見守り、支える人たちも温かく、でもキレイ事ばかりではなく、苦の部分もちゃんと描かれています。


最初、梅沢富美男さんが「あれ?富美男さん…これだけ?」って感じだったのですが、

もう最後の最後にイイトコもってくんですよ。ズルイぜ!って思いました(笑)。


実は私も4年前にうつ病にかかってまして…。

原因がわかっていたことと、初期段階で病院に通っていたので、回復も早いほうだったのが幸いで、

今はすっかり普通の生活をしております。

あの時は仕事に行けない、食欲ない、突然泣けてくる…などなど、本当に自分でもコントロールできないだけにすごい苦しんでました。

今でも「あ、ちょっとこれ以上頑張るとヤバイな」って思うときがあるので、そういう時は気持ちを切り替えて気にしないようにしてます。

本当に、自分でもビックリ。「誰でもかかる心の風邪」って本当なんだって思いました。


なので、堺さん演じるツレの苦しさに共感できる部分がたくさんありました。

今、本当に私の周りにもうつ病にかかる人って多いんです。

「え、まさかあの人が!?」っていう人がかかってしまったりもするんです。

そんな身近に迫ってきている病気を、この映画は、かかった人・支える人の両方をきちんと、温かく描いていて、

うつ病が身近な人も、そうでない人も見られる映画だと思います。


なんか宣伝みたいになってしまった…。


でも本当に、見終わったあとになんだかほっこりする映画でした。