第一回目、行ってきました(笑)。
今月の夜の部、配役が素敵。
だって内侍さまが芝のぶちゃん!
すごいよー、この大劇場で芝のぶちゃんが注目されるなんて!
女優さんだと思われないかしら…心配だわ(笑)。
まずは「義経千本桜」。
團十郎さんの権太ってなんか新鮮。
でもやっぱり團十郎さんってかっこいいです。
小金吾七之助さんは5年前よりぴったりな感じ。
ほどよく色気が出てきて、血気盛んな雰囲気が滲んでいました。
そろそろ、前髪姿も貴重かしら?
立ち回りは文句なしにかっこいい!いてうさんとの息もぴったり。
あれきっと、いてうさん毎回緊張されるんでしょうね。いてうさん頑張って!
芝のぶちゃんは相変わらずかわゆらしいです。
可愛いのではなく、かわゆらしいのです(笑)。
お里ちゃん福助さんも可愛い!
福助さんはいつも、お役によって声や口調も変わっちゃうからすごいなぁ。
拗ねてる顔がなんともキュートです。
私にとっては初めましての梅玉さん。
團十郎さんと同級生って筋書読んでびっくり!梅玉さんの方が若く見えるなぁ。
やつしの雰囲気が柔らかくて素敵。
なんだか梅玉さんの周りの空気だけ柔らかでした。
すし屋は私にとって、泣きそうだけど泣かないギリギリのライン。
だからいつも観ていて力が入るのですが、今日も入っていたんでしょうね。
帰ってきて気づきましたが、下唇の裏側切れてた(笑)。
噛んだんだなぁきっと。
「二人道成寺」。
いてうさんの手ぬぐい取るーとか思っていたけど、いてうさん後見だった(笑)。
よく考えたら当然か…踊ってるの七之助さんですもんね。
今日これを観て、歌舞伎というものが分かった気がしました。
というのも、多分これ、福助さんの年齢が今いちばんベスト。
きっと七之助さんはまだ若すぎるんだ。
福助さんの踊りから、色気、風格、花子の可憐さ、邪悪さ…
そういうものが全て見えたのです。
そこに花子に化けた蛇がいる。ものすごい恨みを持って踊っている。
今まではただの舞踊として観ていたけど、舞踊にもちゃんとストーリーがあるんだって思った。
役者さんはそれを体ひとつで表現しなくちゃいけないんだ。
これが歌舞伎なのかと思った瞬間でした。
あと20年後ぐらいに、もう1回、七之助さんに道成寺踊ってほしい。
きっとすごくすごくステキに違いない!
そして無事に手ぬぐいゲット。
諦めていたその時!又之助さんがヒョイと投げてくださいました。
ありがとうございます。
宝物!
広げると成駒屋・祇園守と中村屋・角切銀杏が並んでいます。
ぼーっと眺めて気づく、この手ぬぐい、このデザイン。
波野家ご子息の血ですよね、まさに(笑)。
成駒屋と中村屋の血が混ざってるんだもんなぁ。
なんだか貴重な手ぬぐいをいただいた気がしたのでした。
さぁ来週!
もう1回観に行けるんだ~。楽しみ楽しみ。
楽しすぎて、お金があったら毎日行きたいと思う!