木曜日の午前中におやすみをいただいて、横浜へ〜（遠い…）🚢
第99回日本医療機器学会へ参加してきました。
マネジメントセミナーは、「働き方改革」！！
全国の総合病院の58%が赤字経営だなんて…知らなかったです。ER（救急救命）や小児科が赤字とは知っていましたが、日本の医療がここまで切迫しているとは…。
そして、看護師さんの約8割が女性で、今最前線で頑張ってくださってる皆さんが40代から50代という私たちと同年代、20代の看護師さんは減少傾向と言う少子化のあおり。20年後の医療はどうなって行くのかという不安を覚える学会大会でした。
医療現場の働き方改革はなかなか一般企業とは違い難しく、24時間看護の患者さんがいる以上いわゆる8時間労働では賄えません。看護師さんは連続勤務を13時間以内という新たな基準のようなものがあるらしいのですが、だいたいは16時間程度とう激務。お医者さんに至っては月の平均残業時間を100時間以内にしなさいという厚生労働省からの指導がありますが、その数値自体が過労死ライン…。
各病院の経営の方々はタスクシェアやタスクシフトといって、お医者さんの業務の一部を看護師さんが、看護師さんの仕事の一部を言語聴覚士さんや作業療法士さんに分散していくという形をとったりしているようですが、うまくいかないこともあるとのこと。賃金の問題や産前産後育児休業の問題などなど…。
日本の医療がかなりギリギリのところで踏ん張っているんだということを実感し、尊敬と感謝を忘れずに自らを律して行こうと思う一日でした。