夜の虹



夏 雪



何がふたりを変えたのだろう?


闇の中で 野性が目を覚まし


研ぎ澄まされていくようだった





変わっていく自分と

変わったあとの自分は

どちらが本物の自分自身ですか?




くちをつけた場所から

火花が散って 変化していくのを


お互い 感じながら

着ぐるみから 自分を剥き出す

孵化よりも性急に


言葉と 理由を 打ち捨てて


もう 何処にも行けないことに


夢中になって見つめた虹





「雨が降っていたのだね。2人には」


だから三日月の明かりの中でも

見つけられたのだ

きっと




消えてしまった今も

その美しさが 弧を描いて

七つの色を 射止めている




















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コロナワクチンの3回目を受けました。

3回目の接種証明があると

母の老人ホームは

自室面会が1時間できるんです。

(幸い、副反応は重くなくてほっとしました)



夜の虹、というモチーフは

ずっと以前からあって

何度か詩を書いています。


夜の虹って見ることができれば

とても幸運な事らしい。


夜なのに虹。。。

すごい不思議で、見てみたいなぁ。

条件が揃えば発生するのだろうけれど

とても、美しいのだろうな。


曲は、詩とはあまり関係ないけど

最近好きになったバンドのひとつで

すごく好きな曲です。


『山』 ゆうらん船



いつも読んでくださり
ありがとうございます。