きっと ずっと

逃れられないで生きる

身体という呪い

精神ココロという檻から



ひらひら と頼りなくても

散りゆくため だとしても

それで 十分だったのに



軽くなるための浮力

手に入れるためなら と

流れる血と痛みは

汚れた心を 清めてくれる

そんな気がしているんだ




だから 片方で良いから

傷だらけで 構わないから

背中に欲しかったもの



呪いを解くためでなければ

どうか お願い 奪わないで

この片羽根を

堕ちてゆく ひとひらを

 


君がただ

そこにいるという 真実を