誰にともなく歌う 唄が響く
誰に贈るでもなく 歌を歌う

ないちんげーるになれぬ今を
哀しむや 愛しむや 何をか想う
かなりあは その愛のまま
(明子)




ままごと 愛を確かめるやりとり
そっと触れ合う 囁き 囀り 呻き
かなりあ かなりあ かなりあ かなりあ

明け方までの深く遠い距離
鐘は鳴らず天使たちは合唱しない
二人の吐息だけがそこにある
(滝本政博)




闇夜の中で
柔らかいあなたの手をさぐるように
インターネットの森を分入れば
文字のひとつひとつが歌い始める
誰かの濡れた頬に触れるように
スマートフォンの文字を撫でる
(小林ブルー美由起)




木漏れ日夢見て今夜も歌う
ただ、愛するがゆえに夜に抱く

胸の奥深くそっと触れて機械が奏でる

哀し声に優しさ乗せて

睦み合おう
歌って、かなりあ
(あさこ)




か・悲しい響きだろうか 闇夜の森

な・懐かしい響きだろうか 空の鐘

り・龍宮よりも深く 遠くの 哀

あ・あめつちの初めより
・・国の何処かに 愛を囁く

・・かなりあが いるという 歌あり
(野乃みちを)






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両親の入所、入院など諸事情により

ずいぶんと、遅くなりましたが

アップさせて頂きます。


読んでくださり、聞いてくださり

ありがとうございます。