あなたの瞳に

雪解けて

ぐらりと揺れた

甘い亀裂




ゆっくりと

自分から   剥がれて

わたしは   戻れない場所へと

離岸した




朝焼けの浮力

鷲掴みにされた心

忘れられない感覚を

刻みこまれて




少しずつ   わたしは

わたしから   遠ざかり

けれど   わたしの中心へと

溶けながら   進む




夢のように

たとえ   やわらかでも

光には  差し込まれるのです




あたためられたまま

幼い氷山は

渦に巻かれて

海へと























(初出2019/2/7)

一年前の今日書いた詩が、ブログ管理に上がってきました☆ 

 befrozenover さんが冒頭の写真とコラボしてくださった詩。りりこさん音譜その節は本当にありがとうございます。(写真が保存できず、シュクショしたので画素数など落ちていたらごめんなさいあせる)

この詩は宮尾節子さん主催のポエトリー花電車 で朗読もさせて頂いた詩で、特に思い入れのある詩です。懐かしいお願い

大海に溶けて流れ出したつもりでも、結局、人はご多分に漏れず、自分自身の脳味噌の中でグラサン?死ぬまでさすらうものなんだろうなぁ。




りりこさんから頂いたコメント

「この詩は、読んだ時に本当に心に響いてきて、とても感動したので、その詩に合うような写真を撮りたい!と思った、私にとっても思い入れのあるものです。
なのに当日、カメラの充電器を忘れ、仕方なくiPhoneで撮ったのですが(なので、画素数とかはあまり関係なく…というかいつも気にしてないんですけど‪w)、凍えるような朝の風景を感じることにカメラとか関係ないなと思いました。
本当に素敵な詩です。
ありがとうございます^^*
(❁´ω`❁)」

りりこさーん♡

コメント欄、不注意に開けてしまってごめんなさい!
そしてコメントありがとう♥
そうだった!そう話してたね!
わたしもiPhoneなんだけど、りりこさんの様には撮れないからなぁ(笑)
カメラというよりは、感性、才能なんだろうなぁ!
自分でもこの詩は、好きなの。だけど、自分じゃない誰かと共有できたことが、とにかく嬉しかったです。
素敵な写真を、ありがとうね♡♡♡