(*゚ロ゚)<健さんだけの2時間。。。
昨日、横山健のドキュメンタリー映画『横山健 -疾風勁草(しっぷうけいそう)編』をヒューマントラストシネマ渋谷に観に行きました。
1週間限定の公開。この映画館では1日1回で21時スタートのみ。
200席のお客さんは、20代~30代の男女で満席。
横山健は、日本にパンク・メロコアブームを起こしたHi-STANDARD(ハイスタ)のギタリスト。
現在は、"BBQ CHICKENS"、"KENBAND"のバンド活動に
音楽レーベル“PIZZA OF DEATH RECORDS”の社長とパンク音楽業界の重要人物。
今回の映画は、
横山健の生い立ちから一昨年の震災を受けてのハイスタ再結成と
2度の"AIRJAM"(パンク中心のフェス)開催までを追いかけたドキュメンタリー作品。
2時間横山健が語りまくり+ライブ映像で構成された内容。
感想は、
・・・2時間は長い!!!!
全てが横山健目線のみで語られている内容。
普通ありそうなハイスタのメンバー"難波章浩"、"恒岡章"をはじめ、
仲間のバンドなどの関係者のインタビューは、1秒もない。
にわかファンのボクからしたら、
ハイスタ活動停止は、他のメンバーは、どう思ってたの?
活動再開とAIRJAMの裏側は、難波さん目線だったらどうだったの?
とかそういうこと知りたかったけど。。。
難波さんは、ライブの時にハグしたり握手したりするシーンのみ。
恒さんは、チラチラ登場するけど、健さんに何を喋りかけてるんだか分からないし。。
まぁ健さんの立場からだけど活動再開とAIRJAM2011の開催の裏側は語られているんだけど。
健さんのこだわりを肯定したら、ちょっと難波さんが悪者になる感じが残念。
もともと震災以前に難波さんが"AIRJAM"という名前を使ったフェスを横浜スタジアムで
開催しようとしていた。(これが活動再開のきっかけになった)
そのフェス開催を健さんは、真っ向から否定。
ハイスタもいない、以前のAIR JAMに関わった人間もいないのに
"AIR JAM"の名前を使って欲しくないと。
↑の部分も難波さんの思いも、もっと複雑にあっただろうけど描かれて無いし・・
ここが不満。
良い部分は、健さんの魅力が爆発しているところ。
パンツ1丁で謎のダンス。
いい大人が夜中に雪合戦。
"NO NUKES2012"でのダンボールライディーン。
最終的には、パンツを脱いで女の子。。
無邪気で子供すぎる。。
真面目に音楽や震災について語るシーンと対比してさらに魅力が増す。
ライブシーンを観ていても観客との距離が近いもんなぁ。
ボクの思うこの映画の一番グッジョブな出演者は・・
北海道のライブハウス前で何時間も健さんの入り待ちをしていたファンの青年。
健さんに
「大好きなんです!武道館も一人で観に行って。。大好きなんです!」
と熱い思いを伝えたら、
健さんがサインを書きながら真顔で
「ゲイなの?」
ファン
「ゲイです。」(冗談だろうけど)
このシーンが一番面白かったかな。
健さんの音楽とバンドに対するこだわりは、映画で長々と語られているので、
興味がある人は見たほうが良いですね。
ちなみに活動再開後の特集インタビュー記事がサンスポのサイトに載っています。
(⇒【ハイスタ全告白】11年ぶりの再始動 横山健)
ボクは、やっぱり2時間は長すぎかと。
2時間にするなら深さよりも、広がりがないと辛いかなぁ。