ボクシング超初心者な感想文です。

 

 

(裏表紙)

 

 

 

あっちこっちで井上すごい井上すごい、という話を耳にする様になり、格闘技オンチの私にも、すごい選手がいるらしい、と認識するようになったのが昨年か一昨年あたりから、どう凄いのかイメージできないけど、なんか凄いらしい、、、

 

 

 

大谷翔平、藤井聡太、井上尚弥、と同じ時代に生きてるってすごいことだな、というボクシング好きな某噺家さんの言葉が耳にとまって、エッ?!(井上尚弥って)そこまでなの?!その例えが心に響きました。

 

 

 

そんな時にこんな本が出ていたので

とにかく何がどうなってるのや〜

という気分でページをたぐりました。


 

 

『怪物に出会った日 井上尚弥と闘うということ』

森合正範 著

講談社

2023年10月24日発行

 

 

装幀 岡孝治

カバー・目次・本文写真 山口裕朗、時事通信フォト

本文中写真 森合正範、山口裕朗

 

 

 

 

 

これまでに井上選手と闘って今はもう引退した選手や、プロテストの相手をした選手約10人への取材で構成されていて、現役の選手には会わない、という明確な配慮のもとに、行われたインタビュー集でした。

 

 

 

ずっと芸人さんの名前だと思っていた「TKO」がボクシング用語なんだと知り、エッ!

 

 

 

そんな私には、ボクシングがいかに頭を使う、考える競技なのか、それも「一瞬」という言葉では足らないくらい、瞬時に判断していくという、、、力や精神力だけだなく、頭も猛烈に!!!使うスポーツなんだと知りました。瞬時に試合を組み立て直したり、相手に対応していく柔軟生、、、

 

 

 

あと井上選手が試合中に手や目など負傷しても、相手にそれと気づかせないという場面が何度か出てきて、どうしたらそん風な闘い方ができるんだろう?

 

 

 

自分の動きが全部読まれてる、と感じた選手もいた。

(井上選手はまるで)「岩のようだった」という表現を読むと、井上尚弥とか、オオタニさんとか、実際に間近でこの目で見てみたい、どのくらい岩なのか、壁なのか、グーパンチ出してみたい気がしてきます。

 

 

 

怪物との試合を控えた選手のほとんどが、強敵と対戦するのを今か今かと待ち望んでいる様子は、「オラ、わくわくすっぞ」という悟空のセリフを何度も思わせました。

 

 

 

(ボクシングの様に相手を倒す状況に限らず何をするんでも、この「オラわくわくすっぞ」感てすごい大事ですよね。)

 

 

 

対戦して「負け」たとしても、負けじゃない。井上と対戦した事で、最後まで闘い抜いた事で、相手選手のその後の人生が変わり、幸福すらもたらされるっていうのも、井上尚弥という人の凄さなのか。。。

 

 

 

余談ですが、最後の方で「英大手のブックメーカー」という文言が出てきた時は少しヒヤッとしました。

 

 

 

ボクシングボクシングボクシングボクシング

 

 

 

早速YouTubeでドネア戦(←知りたてほやほやワード達)、その他、幾つか見てみたのですが、速すぎてよくわからんくて、YouTubeを0.5倍速とかで見たの初めて、、、

 

 

 

井上選手が「チョン」と軽くタッチしただけに見えるのに、一瞬の間のあと相手が膝から崩れ落ちたり、顔をカスッただけに見えるのに、その後倒れたり、その威力がわかるようでわからない。。。(いかにも強力にバチコーン!と打ち込んだパンチならわかるんですけど、、、。)

 

 

 

本著には井上のパンチはハンマーで殴られるようなもの、みたいな形容があったな、、、。

 

 

 

YouTuberさんの中には、井上選手のことを、「(戦っている最中ほとんどの時間)人間をやめている」と解説してる人もいて、どんだけ怪物なんや(^^;)ちょいビビリ

あ、でも素人にもわかりやすい解説でした。

 

 

 

インタビューでじっくり掘り起こされた試合中の選手の胸の内と、それを実際に映像で見るとこうなる、みたいな、本と映像両方で、少しはイメージすることができました。

 

 

 

 

丸レッド丸ブルー丸レッド丸ブルー

 

 

 

 

本著では、対戦した選手の生い立ちや経歴を丁寧にたどっているため、なんというか、もう少し井上選手自身に肉迫した話も聞きたかった気もします。(そういうのは探せばたぶんインタビューとか色々残ってそう。)

 

 

 

例えば、(スパーリングとか以前の)基礎的な体作りはどうやってるの?とか。どんなトレーニングをすると、そんな速くて打たれ強い頑強な体ができるんだろう??(猛烈な筋トレやランニング?)

 

 

 

井上選手は負かした相手について決して語らない、というところに勝手にジェントルマンを感じました。

 

 

 

ボクシングの基本ワードも区別がつきにくいので、以前『春に散る』(沢木耕太郎著)を読んだ時に書き写した自分メモ鉛筆

(このメモ間違ってる気がするので、流してくださいませ)

これに、ジャブ、カウンターなどの意味も時々確認しながら、なんとか読み終わりました。

 

 

 

 

 

そして本著を読んでる最中に、また井上選手の試合があったらしい。

ナイツの土屋さんが

「ネリはアゴの位置がどこか判らなくするために、あんなにヒゲをはやしていたんじゃないか」説を話していて、そんな事あるんかーいと突っ込みしながら、ネリって誰?確認しちゃいました。

 

 

 

井上選手はこれまで無敗なのですね(!)

そして、ネリ戦で「初めてダウンした」って意味もわかりました、、、ネリ凄くない?!←今ここ

 

 

 

東京ドーム、横浜アリーナ、さいたまスーパーアリーナなどの、あの本当に巨大な会場で、小さなリングで人間が1対1で戦うのをわざわざ観に行く人が何万人もいて完売するという事にも驚き。(コンサートだとステージが左右に伸びてたり、花道があったり、アンコールでいきなりセンターステージが登場したり、動く面積広いけど。)

 

 

 

コロナ禍では無観客試合があったとか、体重測定のために髪を切った選手がいたとか、様々なエピソードから読む前よりは、少しは未知なる世界を垣間見ることができました。

 

 

 

 

ここで1曲

怪物・・・

モンスター違いですが(^^;)

 

 

ピンク・レディー

「モンスター」

 

 

サイモンガーの「THE BOXER」だとしみじみしちゃいそうだから。

 

 

 

 

 

格闘技の観戦は、大山峻護選手の引退試合を観に行った1度きりと思ってましたが、遥か大昔にバンコクに短期滞在していた時、タイといえば、の、ムエタイを観戦しに行ったな(!)と突然思い出しました。

 

 

 

すり鉢状の会場でスポットライトの当たったリングと、暗闇の中のお客さんの盛り上がりがすごかったこと、思い出しました。私の脳、アハしたかな?!

 

 

 

 

井上選手に何か質問できるとしたら、、、

 

・縄跳び、何回、ぃゃ何時間?できますか?

・腕立て伏せの態勢で子どもどのくらい背中に乗せられますか?

・甘いものは好きですか?(洋菓子、和菓子、どっち派?)

 

 

 

150年に1人、とか言われる人に尋ねる話じゃないですね(^^;)個人的にはとても聞いてみたいんですけどほっこりスター

 

 

 

TVerで検索したら、こんな番組が出てきたので、見てみよう。(配信終了まで1週間以上)

 

 

 

密着×モンスター井上尚弥 ~伝説の750日~|テレビ朝日

 

 

 

 

 

 

 

 

梅雨や真夏がくる前のひととき、

あしたも、お元気で流れ星流れ星