青空の下、イチョウが輝きを増す季節


おひるね文庫-110924_154220.jpg

『デッドエンドの思い出』
よしもとばなな
文春文庫
2006年7月10日初版



白とも黒とも言いきらない、グレーゾーンに浮かんでいる不確かなようでいて確かにある感触を、言葉にまで引き寄せ、そして紡いでくれる。よしもとばなな ならではのやり方で。

人の数だけ悲喜こもごものある世界、こんなかたちで寄り添ってくれる作品があることは、誰かにとっては必要で、自然なことなんだよねと思えます。私にとっては必要でした。

フリース地に包まれた湯たんぽのように、じ~んわしと伝わってくるあたたかみもまた、ばなな作品の味わいに思います。





追伸
きらきら輝いている、大切な笑顔がたくさん思い浮かびます。
あなたも、あなたも、きらきらよ(^^)