観ました・・


ございます口調に慣れるのに少々時間のかかる映画でございました。

粗筋を少しだけ聞いていましたが、実際に観て合点がいったのは、この監督さんはきっと、歯を磨くように撮ることが、生きることの一部なんだな、という事。(実際のところはわからないけれど。そうであって欲しかっただけかな…。)

大切な人にこれだけ別れの言葉を伝えていける人もいるのですね。

途中から、かつて母の看病をしていた時期の記憶と、目の前の映像とが、静かに交錯し始めました。ちょっと落ち着かない気分というか、簡単に言うとまだ辛かった。辛抱の要る時間もありました。

がんの症状は人によって千差万別と聞きますが、私にとっては、看る側も看られる側も過酷な病いだなあ、という実感でした。


映画館は錦糸町、
スカイツリーに人生で一番近づいた日でした。