初恋の人「梅子」 | ひつじのブログ

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日々の出来事、戯言、世迷言を記していきます。

春だというのに、インフルエンザB型にかかってしまった。
3日前、救急病院で宣告されました。
現在同居中、明日に披露宴を控えた妹は、戦々恐々とし感染予防でタミフルをボリボリ食っております。

数日前、妹は、披露宴の準備に奔走し、市内に向かう電車に揺られておりました。
ポカポカ暖かく、普通電車は空いていて平和な空気がゆっくりと流れていた。
妹はロングシートの端に乗車。
少し空けて真ん中辺りにじいさんが乗っていて、フリーの小冊子を読みつつ、時々、何か大声を出している様子だったとか。
妹は、イヤホンをしていたのであまり気にならなかったらしいが、
周りの乗客がぎょっとしてそのじいさんを見、
じいさんを挟んで向こう側に座っていた女性は時々標的にされている様子で、ついには逃げ出してしまったのだ。

標的を失ったじいさんは向きをかえ妹にロックオン。
痴呆老人に免疫のある妹は、それでもたいして気にしなかった。
けれど、少し気になったので
そっとイヤホンをはずしてみた。。

じいさんは、
「梅子!」
「梅子!梅子!」
繰り返し叫んでいたのです。
あるときは、独り言のように、
またあるときは、誰かを呼んでいるかのように・・ 


梅子って・・・?誰??

このあと妹は、
驚愕の事実に直面することになるのだった・・・


つづく・・・