待ちに待ったゆたかマタニティ超音波クリニック受診日。
待ちに待ったという表現がちょっと違うような気もする。
受診して早く安心したいという気持ちの反面、もし心配事が大きくなったらどうしようという不安もあった。
ゆたかマタニティ超音波クリニックのホームページで、何度も何度も予習した胎児ドック。
感度は90%と書かれていた。
赤ちゃんに何かあれば今日でほぼ分かるのだろうと覚悟はしていた。
だけどその先は分からなかった。
産むのか産まないのか。
考えても考えても答えは出ない。
つわりと緊張の両方から来る吐き気に耐えながら、夫の運転する車でクリニックへ向かった。
家から1時間ほどでクリニックに着いた。
想像していたよりもこじんまりとした印象。
待合室は狭かったけど、キッズスペースはあった。
問診票に記入して、割とすぐに先生が直接呼びに来てくれた。
夫と息子くんとともにエコー室へ入った。
いかにも優しそうな先生。
エコーする椅子に案内された。
大きな椅子なので夫も一緒に座り、夫と私の間に息子くんも座った。
確かこの時、先生と何か話したのだけど、めちゃくちゃ緊張していたので記憶から抜けてしまっている
覚えているのはNTを指摘されたから胎児ドックを受けようと思ったと伝えたこと。
先生が私の気持ちを汲み取るように、うん、うん、と優しい微笑みで頷いてくれていたこと。
そうしていよいよ胎児ドックが始まった。