下腹部が引っ張られるようなお腹の痛みはその後も続いた。

何もかもが初めての私は、子宮収縮の痛みだとばかり思っていた。

もうすぐマシになってくるはず。

そう思って耐えながら過ごしていたけれど…

お腹の痛みに加え、次は排尿痛が出てきた。

膀胱炎?とも思ったけど、残尿感はない。

トイレに行くのが億劫になるほど、排尿痛が酷くなってきた。

流産手術と関係あるのか、もはや分からなくなってきた。

何かおかしい。


仕事終わり、時間外だったけど手術をしてもらった総合病院へ電話。

そして快く診てもらうことが出来た。

エコーをしてもらったけど、特に問題は無さそうとのこと。

ただ、画像上では分からないだけで、手術により、何かに感染してしまったのかもということで、抗生剤をもらった。


後日、元々予約していた手術後の通院日。

お腹の痛みも排尿痛も随分マシになっていた。

尿の検査もしてもらったけど、膀胱炎ではなかった。


担当の先生も原因はよく分からないとのこと。

考えられる原因として、子宮の外側にある大きい筋腫が、手術によって刺激されたのかな?と言われた。


そう、私には子宮筋腫があった。

子宮の上の外側に、4cm×5cmの筋腫。

結婚前から検診で指摘はされていた。

ただ、子宮の外側なので妊娠に影響はないと言われていた。


担当の先生には、筋腫が大きいから取ってもいいかもね、と言われた。

続けて、カルテで私の年齢を確認し、先に妊娠しちゃったほうが良いか、とも言われた。


年配の女医さん。

いつもの私なら、嫌味か!と腹を立ててしまいそうな話の流れだけど、この時は不思議と素直に話を聴いていた。


この子宮筋腫、後に息子くんを帝王切開で出産した時についでに取ってもらいました。

妊娠時に息子くんと一緒に成長していたみたいで、6cm×8cmもあったそう。

妊娠中に痛みが出る可能性もあったみたいなのですが、最後まで大人しくしてくれていたので本当に良かったです。