ニュースで、「みんなのたまご倶楽部」の話を知りました。ねずみ講だそうです。
このニュースを見て、眠っていた記憶が蘇りました。
私が若い頃に、似たような話を知っていたからです。
いきさつは忘れましたが、たまごを販売して利益を得るという勧誘のパンフレットを見たことがあります。ねずみ講ではなく、訪問販売だった記憶があります。
「もし売れなくても、栄養豊富なたまごを買ったと思って、自分で食べてもいい。一部上場企業の○○も経営に参加してくれている」という謳い文句でした。
怪しいので手を出しませんでした。ちなみに一部上場企業の○○は、私は知らない会社でした。一部上場企業といっても、いろいろありますからね。
少し前にニュースになったアムウェイも、以前に世話になった会社で蔓延していました。さして親しくない人が、いきなり親しげに話しかけてくると、たいていはアムウェイです。
ニュースではアコギな勧誘をしていた人が、儲からなかったと証言していますし、私の先輩夫婦もやっていたそうですが、儲からなくてやめたと言っていました。
ところが以前の会社で聞いた話では、ある人は月に50万も稼いでいる、という話でした。ある人がその人に「もう会社は辞めたらどうですか?」と言ったところ、「仕事は俺の趣味だ」と返されたそうです。
たしかにその人は、しょっちゅう女性社員に話しかけていたけど、どうもアムウェイの勧誘だったようです。そういう人が大勢いる会社で、もっと前からやっていれば、とぼやいている人もいました。バブルの頃なので、今より儲かったのかもしれません。私は、そういうのは好きじゃないので、やりませんでしたけど。
バブルスターという商品のテレビCM が、盛んに流された時期がありました。やはりバブルの頃だったと記憶しています。お風呂で泡を出す健康器具です。しかし、テレビコマーシャルをあんなに流しているのに、どこにも売っていないのです。
おかしいと思っていましたが、知り合いから聞くと、訪問販売商品で、会社説明会に参加した人が、儲けて成功できるという内容のビデオを見せられたそうです。
どうも詐欺的商売で、やがて問題となりました。
むかし、個人情報誌というのがあり、文通相手の募集から、趣味の仲間集め、恋人募集、買います、譲ります、などいろいろな事を載せていました。ネットの無い時代です。
その個人情報誌の広告で、FAXを買ったことがあります。電話で注文すると年配の男性の声で「何でもありますから、また利用してください」との事でした。
届いたFAX は、電源コードが無くて、仕方なくメーカーに連絡したら、メーカーの人は郵送ではなくて自宅アパートまで来てくれました。
そして、どうやって購入したのか? と聞かれたので、いきさつを話すと、困ったような顔をしていました。いかがわしい所で買うな、正規で買えと思ったのでしょう。
私にFAX を売ったのは神戸の人で、震災から間が無い頃ですが、まさか火事場泥棒でもして販売しているわけでもないでしょうけど、ちょっと怪しい感じでした。
関西で一人暮らしをしているとき、電話がかかってきて、商品を割引で購入できるか何か、そういう内容でしたが、梅田まで来いというのです。
のこのこと梅田まで行けば、絶対に勧誘か何かされます。通信販売か何かを利用した人の記録をもとに電話してるとのことで、当時は個人情報保護もゆるかったです。
友だちの女性は、こんな感じで人をオフィスに呼び出して、英語教材を買わせる仕事をしていました。凄く儲けていたそうです。
でも勧誘した男性が怒って、イスを投げたり、そういう事もあったとか。オフィスで複数の社員で購入を迫るのです。
以前の会社の同僚は、何かの展示を見に行って、二階に行くと、大勢に囲まれて洋服の購入を迫られたそうです。その男は、かなり性格がきついところがあり、はねつけたそうですが、私だったら買わされていたかも。
駅の地下通路でアンケートの人に呼び止められた経験もあります。京都でのことです。
田舎生まれ田舎育ちの私は、アンケートに警戒心が無くて、うっかりアンケートに答えて、財布に5000円以上あると言ってしまったため、「快くアンケートに答えてくれた人に、お礼として」などと適当なことを言われて、割引で商品を購入できる権利か何かを買わされそうになりました。怪しいので断りましたが、私と同じような年齢の人が利用していると、アンケートに答えてしまったであろう人の記入したリストを見せられました。みんな10代ばかり、私だけが20代。恥ずかしい。アシスタントの若い男は、私を気安く「彼氏」と呼んでいましたが、私が断ったとき何やら意味ありげな表情で私を見ていました。怒っていた顔ではなく、むしろ騙されなかった私のことを特別な思いで見ているような表情で、もしかしたら悪いことをしているという気持ちを持っていたのかもしれません。
あるいは、おそらく10代と勘違いされている私を、この男はもっと年上だろうと気づいて、それで断られたんだ、と考えている表情にも見えました。
これは時効だと思うので書きますが、訳あって仕事をしていないときに、アパートを借りるために、仕事をしている偽装を請け負ってくれる人を利用したことがあります。仕事をしていないと、アパートの契約がなかなかできないからです。
スポーツ新聞などの広告で当たりを付けて、最初に接触した相手からは「警察のお世話になるような事はするなと会社から言われています」とまっとうな理由で断られました。
しかし、そういう事をしてくれる人はいるもので、大阪のミナミで会った男は、「あなたが追われている人間でも、金さえもらえれば助ける」と言ってました。
その男の事務所に行くと、借金取り立てか何かの柄の悪い電話もしていました。そういった仕事をいろいろしているのでしょう。
ミナミのその男の事務所に行くとき、あるビルを見ながら、この前この会社に強盗が入った、とか言っていて、やはり大阪は怖いと田舎育ちの私は思いました。
その男のアシスタントの女性はかなりの美人で、事務所に行くまで私の隣を歩いてくれました。
おかげで、無職でもアパートはすんなり契約できました。あまり褒められたことではありませんが、ちょっとした想い出です。