もうすぐ、クリスマスですね。
私には、6歳上の姉と、4歳上の兄がいます。そのため、幼い頃に上の兄弟に、サンタクロースはいない、と教えられてしまい、サンタクロースを信じていた期間がありません。
それでもクリスマスは楽しかった。朝起きたら、枕元にプレゼントがある、あの時の喜びは忘れられません。
クリスマスツリーも大好きで、子供の頃はクリスマスツリーの飾り付けに、わくわくしました。クリスマスツリーの電飾が点滅するのを眺めるだけで、幸せでした。
あと、クリスマスケーキ。ケーキの上の、サンタさんの菓子やメリークリスマスのプレートなど、子供にとっては垂涎の的です。
一度だけ、アイスクリームのケーキだったかがあって、今でも忘れられません。美味しかった。正直、クリスマスの夜に、家族でどう過ごしたかは、あまり記憶が無いのです。
でも、楽しかったはずです。
クリスマスプレゼントは、ソフビ人形などが主だったと記憶しています。普通のソフビ人形より大きな、怪人か何かのソフビを、母親がそこら辺に隠して置いているのを見つけて眺めていて、母親に何か言われました。たぶん、小言か何かです。
母親からしたら、こっそり枕元に置いておくつもりで隠していたのに、見つけられたら面白くないでしょう。
大人になってからは、恋人もいないので、シングルベルなのですが、甘い物が好きな私は、自分用のクリスマスケーキを買いました。
あるクリスマスの夜、タカラブネ(という店で、全国チェーンかは知らないけど、当時住んでいた関西には、いくつかありました)で自分用のクリスマスケーキを買いました。ひとりで食べるので、ホールではなくショートケーキなのですが、大人の男がひとりでケーキを食べると思われると恥ずかしいので、わざとショートケーキを2個買いました。恋人とふたりで食べると見せかけるためです。
ところが、店員の女の子にあっさり見抜かれてました。昔のことなので、店員の女の子に何を言われたかは忘れたのですが、ショートケーキ2個をひとりで食べることを前提とした事を訊かれたので、「バレてる」と恥ずかしい気持ちになったのを覚えています。
おそらく、ケーキを食べるフォークか何かを付けてくれるとき、一つでいいか訊かれたのだと思います。
かっこつけてもダメですね。独り者オーラが出ていたのでしょう。あるいは、いつも一人で歩いているのを見られていたか。そんなとこでしょう。
友達の女の子に、クリスマスカードを送ったりなどのクリスマスっぽい事はしました。姉にアウシュヴィッツの絵はがきをクリスマスカードとして送ったことも。絵はがきではなく、元々クリスマスカードだったのかもしれません。