Jリーグもすっかり日本に定着しました。
子供の成りたい職業では、サッカー選手のほうが、野球選手を上回っているそうです。
私はJリーグが発足した当時をリアルタイムで知っています。
そのとき私が違和感を持ったのは、Jリーグが始まってもいないのに、マスコミがJリーグブームになると煽っていたことです。
マスコミの中に、マスコミの力で無理矢理サッカーをブームにしようとしている人がいたようです。
Jリーグが始まるにあたり、マスコミが盛り上げるのは良いです。
でも、Jリーグが始まって、Jリーグブームになってから、Jリーグブームだと報道すればいいのに、始まりもしてないのに勝手にJリーグブームになると断言していました。
マスコミが火をつければ、国民が踊らされるとでも思ったのでしょうか。
たしかにJリーグは話題になりました。早々に1億円プレーヤーも誕生しましたが、この1億円プレーヤーは、私に言わせれば野球選手に1億円プレーヤーがいるので、対抗上、Jリーガーにも1億円プレーヤーがいないとカッコがつかない程度の理由で誕生したとしか思えませんでした。
案の定、選手の年俸が経営を圧迫してしまいました。急ぎすぎたのです。もっと経営が安定して、収益が十分に増えてからやるべきだったのです。
Jリーグは話題になったものの、野球人気を上回るほどではありませんでした。それなのにマスコミは、野球はオヤジが見るスポーツで、若者が好きなのはサッカーだと煽り続けました。
10代、20代、30代は野球よりサッカーが好きで、野球ファンはそれより上の年代だと書くマスコミもありました。若い世代はサッカーが好きじゃないとおかしい、若いのに野球ファンなのはおかしい事なんだと言わんばかりの論調でした。
その当時、サッカーのほうが好きだとされる若い世代だった私が、今はかなり年配になりました。つまり野球よりサッカーのほうが好きだとされていた当時の若い世代はもう年配者になっているのです。だとするとサッカーのほうが好きな世代は、年配から若者世代までに広がっているはずで、世の中のほとんどはサッカー好きの人が多くて、野球のほうが好きな人が多いのは高齢者世代だけになっていないとおかしいのに、まだまだ若い人でも野球ファンは多いです。
つまりマスコミが無理矢理、マスコミの力でサッカーファンを増やそうとしていたのです。それもJリーグの魅力をアピールするという手法ではなくて、若者が野球ファンなのはおかしな事なんですよ、サッカーを見ないと若者らしくないんですよ、と野球に対するネガティブな印象を若者に植え付けるかのような手法を使って。
なぜサッカーの人気を高めるために、野球の足を引っ張る必要があるのか、いまでも疑問です。
Jリーグが悪いわけではないけど、一部のマスコミに、こういう残念なマスコミがあったのは事実です。そこにはマスコミがブームを作れば、国民はそれに従うだろうという驕りがあった気がします。
野球もサッカーも共に応援しよう、共に盛り上がろうという姿勢が無いマスコミが一部にあるのは残念でした。
いまではすっかりJリーグは日本に根付きましたし、野球ファンの私などは、野球人口を増やして行かないと将来の野球人気が不安だと感じるまでになりました。
野球もサッカーも、そしてそれ以外のスポーツも、足を引っ張り合うのではなく、みんなで応援して、盛り上げて行きたいですね。