「キカイダー」の敵役に、ハカイダーというのがいるのですが、これが子供の私には、かっこよくて仕方なかった。悪の魅力です。

「ライオン丸」のタイガージョーも好きでした。

格好いい悪役が好きなんですね。

「ジャイアントロボ」も好きな作品です。幼稚園のときに友達何人かに、「今日の敵には、ジャイアントロボは苦戦する」と言いました。

テレビ情報雑誌か何かを見た兄が言っていたことを、受け売りしたのです。

友達たちは、それは大変とジャイアントロボを見たのですが、普通にジャイアントロボが勝ちました。いつも通りの展開でした。おそらく兄が見た番組の紹介記事では、ジャイアントロボが苦戦する、となっていたのでしょう。

友達たちに、「な~んだ」と文句を言われましたが、ひとりだけ「いや、いつもより苦戦していた」と私をかばってくれた人がいました。

「ザボーガー」で印象に残っているのは、巨大ロボットが出てきたときです。巨大ロボットが、街で暴れるのを期待しているのに、巨大ロボットが動き出す前に、ザボーガーが巨大ロボットのコックピットに乗り込み、中から破壊して、巨大ロボットを動けなくしてしまった。

なんじゃ、そりゃ! と思いましたよ。

「キャシャーン」は、少し淋しい思い出があります。父親と母親が、茶道の師匠をやっていて、キャシャーンの放送日は稽古で遅くなるので、私は一人でキャシャーンを見ながら夕食を食べてました。キャシャーンの内容も、人間がロボットに奴隷にされる話で、内容の暗さと、孤食の淋しさで、キャシャーンを見るのが悲しかったです。

うちは店をやっていて、その関係で夕食は、早く食べるグループと遅く食べるグループに分かれていました。私は、両親と一緒に遅く食べていたのです。兄は、祖母やお手伝いさんと早めに食べていました。ところが、姉の記憶がないのです。姉は遅く食べていたと思うのですが。

姉と食事をしていれば、淋しくないと思うけど、それとも子供だったから、母親がいないと淋しかったのかな?

「ロボット刑事K」は、マザーが印象に残っています。海の中から、巨大なマザーが出て来る。いまなら、マザコンと言われそうですね。