うまいもの巡り〜その1【新大平下駅西口】 | 私がまちの招き猫。

うまいもの巡り〜その1【新大平下駅西口】

【冬おおひらあったか巡り】パンフレットづくりのため、東武線新大平下駅・西口の「おいしいお店」を取材しました。お料理なども紹介したいお店には、あらかじめ取材をお願いしていましたが、歩いていて「ここも外せない!」というところも突撃訪問!!

今日お邪魔したのは「蓬莱幸」さん、「精華堂パティー」さん、「赤澤酒店」さん、「浪漫飛行」さん、「ツーファイブ」さん、「いろり庵 洗心」さん。
みなさん、本当にあたたかく、やさしく迎えてくださいました。そして、どのお店も歴史があるのを改めて実感しました。


最初にお邪魔したのは、大平町に初めて“ギョーザ”を広めた「蓬莱幸」さん。開業50年、昔から変わらない場所と名前を守っており、大平の中でもっとも古い飲食店といえます。とにかく活気があって、おいしくて、地元密着で、“ハズせないお店”です。
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新大平下駅西口を出ると看板、見えます。
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入口には、名物ねえさん・和子さんが丁寧に手入れしているカラフルなお花♪
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名物ねえさん・和子さん、紹興酒をつぐ。ピンク好きで、いつもド派手な格好をしてます。自他ともに認める「大平で知らない人はいない」くらいの顔の広さ。“みんなのお母さん”的存在。
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名物のバナナギョーザ(500円)。創業当初からある、バナナみたいに大きな餃子。ほどよい弾力の皮とジューシーな肉汁が楽しめる。一皿でかなりの満足感が味わえる。
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酢豚(650円)とエビチリ(1000円)の王道メニュー。これも本格的な中華の味。とろみ&うまみのある餡が、溢れんばかりに盛りつけられている。

東京で修行して間口一間のお店から始めたという創業者・山中幸三さんは、他界してしまったが、今は2代目の息子さんが引き継いでいるそう。
幸三さんに嫁ぎ、大平にやってきた和子さんいわく、「電話もテレビも車も満足になかった頃に、ここにお店を開いた」とのこと。

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活気のある店内。大平のこと、いろいろ教えてもらえますよ

和子さんに会うと、元気をもらえます。“ご主人への愛”と“お客さんへの愛”を感じる、家庭的な雰囲気のお店でした。



さて、つぎは「赤澤酒店」さんの前を通って…と思ったら、やはり気になるのでちょっと写真を撮らせてもらいました。

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西口改札のほぼ正面にある酒屋さん。地元のお酒もたくさん置いてます。
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看板犬の「コボちゃん」11歳。おとなしくて人なつこくて、とってもいい子です♪

昔は酒屋さんの前で「立ち飲み」ができたそうです。


それから、地元の老舗お菓子やさん「精華堂パティー」さんへ。
創業100年というから、すごいです。この駅前のお店は、洋菓子を中心に置いていますが、精華堂さんはもともと和菓子やさん。草もちや酒まんじゅうは、ロングランの味。
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洋菓子を始めたのは20年以上前だそう
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おすすめは、大平のぶどうをつかったワインケーキ
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ハイキングや観光にこられる方にも好評のどら焼き。凍ったままでも、半解凍でもおいしい。
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ふわっふわのロールケーキは、1コ700円!安い!バニラとチョコの2種類あります。
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どこか懐かしく、わくわくしちゃう雰囲気の店内。ちょっと甘いものが食べたいときに、気軽に買えるように、ほとんどのお菓子を1コから販売しています。



さて、次は少し暗くなってから…「浪漫飛行」さんにお邪魔しました。
この日は定休日だったのですが、わざわざ開けていただきました。
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戦後まもなく「力屋」というおそば屋さんとして開業し、16年前に今のご主人が継いで「浪漫飛行」に。昔から、そば屋と飲み屋を平行してやっていたそうで、今の、定食&スナックの形態には、「自然にそうなった」とのこと。
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超・ボリューム満点の「ミニ丼と麺のセット」は(750円)。人気のランチメニューだそう。ほかにもリーズナブルな定食メニューが豊富。日替わりランチは飲み物付きで500円から。
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夜、飲みながらのメニューとしては「ベーコンチーズ」(700円)がおすすめ。ビールとよくあう。
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2代目・長谷川さんご夫婦。奥様は秋田美人!

まちの歴史とともに歩んできた、“まちの食堂”という雰囲気。
外観はスナックだけど、中はおしどり夫婦が営むアットホームな空間。カウンターとテーブルがあるので、思い思いの時間を過ごせる。


さてさて、つぎは、ジャズ好きにはたまらない「ツーファイブ」さん。「25」と書いて「ツーファイブ」です。
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ギタリストの森戸さんがマスター。東京や埼玉を拠点に音楽活動やお店をやっていたそうですが、15年前に地元・大平へ戻ってきたそう。
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入ると別世界。すっかり落ち着いて飲めます(チャージ1000円)。
ウィスキーやリキュール類は1杯800円から、写真のジャーマンポテト(1000円)も人気の一品。

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音楽好きにはたまらない空間。楽器の好きな人は自由に演奏できるそうで、早速、広報チームメンバーも、マスターとジャムセッション。

夜が更けると、ジャズやフォークを歌うママさんもやってくる。演奏のリクエストをするもよし、自分で楽器を弾くもよし。ゆったりとしたハイソな空間。大人な時間を堪能できます。



さてさて、今日の最後は「いろり庵 洗心」さん。手打ちそばが自慢の隠れ家的なお店です。今までご紹介した中ではもっとも新しいお店。今日のおつかれさまをかねて、飲みながら取材。
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「店舗は、なるべく、古いものを手をかけずに使っています」と語るご主人の野原さん(向かって右)。自分の生まれ育ったお家を、全部自分で改装してオープンさせました。
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せっかくなので、そば焼酎のそば湯割りをいただきました。とろみがあってうまい!
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食事処のはしごをしすぎて、おなかいっぱいの取材陣。…写真は「かきあげ天ざるそば」(900円)で、かきあげは“さくさく”と“ふわふわ”が選べる。
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美味しそうに撮ろうと必死の広報チーム・写真部(勝手に命名)。
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ケータイ写真家、辛味噌煮込みそばの撮影に挑む。

「まちの駅」もやってくださっている野原さん。仕事が忙しくてなかなか協力できなくて…とおっしゃっていましたが、こうやって「お店をやっている」こと自体、すごい地域づくりなんじゃないか?とみんなでわいわい飲んで話した一夜でした。


というわけで、弾丸取材ツアーでおなかも心も大満足の一夜でした。
「大平の飲み屋はしごツアー」やりたいね…という企画も飛び出したりして、すごく楽しい取材となりました。ご協力いただいたみなさん、ありがとうございます。いいパンフレット、つくりますからね!