本日の「たけしのTVタックル」で
自民党が新たに立候補を検討する女性に対して
100万円の支給を検討しているというニュースが取り上げられた。
街の声は「賛成」と共に,「女性だけでなく男性にも」という声もあった。
次にスタジオのゲストである金子恵美氏も,そのまんま東氏も賛成の姿勢であった。
いうまでもなく日本の女性議員の割合(15%)があまりにも低く
国連の勧告や,
ジェンダーギャップ指数を押し下げる(146か国中125位)要因となっているため,
女性の立候補をしやすくするための検討案である。
さらに,そのまんま東氏は,
「この手当の支給以外にも,できることはある。」とし,
・高齢議員の引退
・比例名簿への女性議員の割合や順位についての配慮
を上げており,実現可能性や効果が高いと思われることから,非常にいい案だと思った。
ところが,そこにかみついたのが大竹まこと氏であり,
「引退させるというのは」とごにょごにょといった後に
「フランス研修に参加した松井るい議員の件についての意見をききたい」
と突然言い出したのは,大変驚いた。
つまり大竹氏は
「女性議員とは全員この度の松井るい氏のように,業務から逸脱した研修をする
けしからん存在であり,女性議員とは全員こうなる」といいたのであろうか。
女性議員,ひいては女性をばかにした発言だと思ったし,
中年男性の性差による格差を肯定するモデルのような思考だと感じた。
大前提として,男性・女性が半々いる社会の中で,
議員数にも割合を反映させていくのは自然ですよね,という
至極単純な道理の話であるはずなのに,
なぜその前提を理解せず,
自分のおかれた環境に対する既得権益にこだわって議論をしようとするのだろう。
日曜の昼間が,驚きとがっかりタイムになってしまった。