アニメの「ヨルムンガンド」をみた。

2012年の作品だそうだが,とても秀逸で,

10年前の作品とは信じられない。

すっかりその世界観に引き込まれてしまった。

ストーリーは,武器商人の家に生まれた美少女のココは,

その才能から武器商人のチームを率いているが,

親を戦争でなくした少年兵を仲間にいれてかわいがる。

その少年兵は天才的な武器の使い手であり,生きるために復讐のために武器を使うのだが,本心では武器を扱うことを毛嫌いしている。

物語の後半で明かされるがココも同じで

武器商人としての才能はあるが,武器を扱うことそのものは毛嫌いしており,

その点がその少年兵と一致しており,新しい世界の構築を目指す,という物語だ。

この物語をみて,

仕事とはたまたまの出会いであり,そのための才能の有無も偶然であり,

そこにはあまり価値や意味はなく,

最も重要なことは自分が何をめざして生きていくのかだと感じた。

要するに仕事なんて所詮生きていくための手段・ツールでしかなく,

その仕事をすること,地位にいることを目標・ゴールにしてはいけない,ということだ。

そう考えると,今の社会を混乱させている原因は,

日本を率いていく立場の方々の姿勢・あり方が,

その仕事・現在の地位や立場にあぐらをかき,

そこを自身のゴールとしているからで,

未来のビジョンが描けていない,みえないからなのではないかと感じた。

ココに優秀な仲間がついてくるのは,

ココを信頼し,ココの描く未来に共感できるから

命をかけてついて行くのだと思う。