10/15にみたNHKの「ゲームゲノム」がとても素晴らしくて,
昨晩深夜に再放送をしていたので録画もした上で再度視聴した。
小島秀夫さんというゲームクリエイターの方が作った
「デス・ストランディング」という大ヒットしたゲームについてのお話を
本田翼さんと星野源さんがきかせて頂く。
星野源さんが,「コロナ禍でのこのゲームはコロナ前とは
全く意味が違った」と発言されていたが,その通りだと思った。
私は全くゲームはできないのだが,
初回の放送でみたデスストのクオリティの高さとストーリー性に魅了され,
多くの投稿者の方がアップされているユーチューブの動画を拝見して
ゲームの内容を理解した。
ゲームの主人公のサムは,配達人で,山のような荷物を恐ろしい自然や敵と戦いながら
ひたすらに荷物を待つ人のために届ける。
誰に見られることもなく,そこに届けるまでにどんな苦労があったのかを伝えることもなく,
ただひたむきに届け,見返りをもらうわけでもない。
その孤独な作業とひたむきさが,コロナ禍の自分とかぶってしまい,
すっかりサムに感情移入してしまっていた。
さらに小島さんのお話も素晴らしくて,二足歩行の人類の手が生み出した
棒(戦い)と縄(繋ぐ)のお話には,すっかり感銘を受けてしまった。
棒のゲームばかりの中ではじめてとなる縄のゲームを作りたかったのこと。
このようにゲームのコンセプトの精神性が高いから,
これだけの大ヒットになったのだと思う。
コジマプロダクションの求人がでていたので,
これから次の企画が動き出すのだろう。
またすごい作品を期待したい。