【勝てる組織は人事部が優れている】
先日も話題にしましたが、USJをV字回復させたマーケターである森岡毅さんは、経営資材である「カネ、ヒト、モノ、情報、時間、知的財産」のうち企業経営にとって最も大切なのは「ヒト」であり、会社の中で最も重要な部署は間違いなく人事部だと思う、と言います。
紀元前206年頃の中国で、劉邦が項羽を破り、漢王朝を築くことができたのは、
劉邦の第一の家臣であり、後に漢の三傑の一人と称された、蕭何(しょうか)が、
人事において優れた人物を推挙し、補給を途絶えさせることなく、優れた行政を行ったからと言われています。
蕭何は、現代ビジネスに置き換えると、総務や人事、経理を担当する部署を担当していたのですが、
人を見る目があり、補給を絶やさず、情報の価値を知っていたことで、大きな役割を果たしました。
人事、補給、情報を重視することで、劉邦を成功に導き、漢王朝樹立の立役者となりました。
今日は、特に人事の重要性について着目してお話しします。
劉邦が項羽をはじめとする多くの武将と戦った際に、漢の三傑の他の二人である大将軍の韓信や軍司である張良の働きが如何に優れていたかは有名ですが、
韓信が活躍できたのは、彼を抜擢して推挙し、将軍としての活躍できる道筋を作った蕭何によるところが大きかったのです。
また、蕭何は情報の重要性を知っていて、人脈づくりと情報収集に注力します。張良の戦略は蕭何から得た情報が正確であったことにより、前線での戦略の立案遂行に集中できたからと言うことができます。
蕭何は、文官ですから、韓信や張良のように戦場で手柄を立てる等の派手さはありませんでしたが、
劉邦が何度、敗れても、再び立ち上がって最後には漢王朝を打ち立てることができたのは、
蕭何が、優れた行政能力を発揮し、人事、物資、情報の面で、資源を絶やすことがなかったからであることは間違いありません。
その上で、蕭何の能力の中で、最も特筆すべきものは人事力であると考えます。
といいますのは、優れた人がいれば、物資や情報を集め活用することが可能だからです。
いやいや物資があれば、優れた人を雇うことができる、という人がいるかも知れませんが、
それはあくまでも、人を見る目があればこその話しです。
ところで、漢王朝の立ち上げの際に、劉邦は、蕭何を最も功績があった家臣として評価し、丞相に任命しています。
蕭何を信頼し、用いることができたのは劉邦のリーダーシップが優れていたからと言えるでしょう。
要するに、劉邦が人事を最重要視していたからこそ、蕭何を重用したのではないでしょうか。
先述の森岡毅さんは、最初に雇うべき最重要人物は「人事のリーダー」です、と言い切っています。そして、成長する会社とは、人的資材を成長させ続けることができる会社のことです、述べています。
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