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ハロヲタな蹴球生活

モーニン娘。をきっかけにハロプロにハマった蹴球人のブログです。

最近若者達の重視することのひとつにタイパがあるそうです。

タイパとはタイムパフォーマンスのことで、かけた時間に対してどれだけの成果が上がったかと言うことです。

類似する言葉に、コスパ=コストパフォーマンスがあり、かけた費用に対してどの程度の成果があたっかというモノです。

つまり、タイパもコスパも、より少ない労力でより多くの成果を求めることであり、ビジネスでは特に重要とされている視点です。

 

そんな、余分と思われる費用はどんどん削減され、動画を二倍速でみるなどタイパやコスパの重要性が叫ばれる昨今において、2023年7月3日(月)の私の行動は、そんな世の中の流れに反する、何とも非効率で無駄の多い一日でした。

 

6月28日に18歳を迎えた山﨑愛生ちゃんのバースデーイベントが行われるこの日、私は1時間のイベントのために東京都板橋区の会場へ大阪から日帰りで足を運びました。

 

電車と新幹線を乗り継いで約4時間半、途中都内で少し観光をしながら過ごし開場時刻には受付を済ませ、席に着きました。

そしてイベント後は来た道をたどり同じく4時間半かけて家路についた訳ですが、1時間のイベントのために待ち時間を合わせると約10時間を費やしました。

そして、チケット代に、往復の新幹線・電車代、当日のグッズ代(オンライン購入で後日着)を合わせると約4万円をこの1時間のために捧げたわけです。

 

ちなみに、私が参加した第一部は事前に後日の配信が発表されており、もちろんそちらの配信チケットも購入済です。

 

配信であれば、3300円を使い、1時間の映像を観るだけでよかったモノを、10時間の時間と4万円のお金、そして移動の労力を費やしてまで1時間のイベントに参加した私ですが、その感想はハッキリ言って最高のモノでした。

 

2019年の加入以降、愛生ちゃんを推してきた私ですが、所々のタイミングが合わず、バースデーイベントに参加出来たのは今回が初めて。しかも成人を迎えるタイミングと言うこともあり、実に感動的で充実した内容でした。

また、愛生ちゃん本人による開演前と終演後の影アナは現場でしか楽しむことの出来ない貴重なモノでした。

そして何より、バースデーイベントを通じて愛生ちゃんに直接おめでとうの想いを伝えられたことがヲタクとしてなによりも嬉しいことでした。

 

客観的に観れば、わずか1時間のために10時間の移動と4万円の出費、そのための労力は無駄に見えるかも知れませんが、主観的に観るとこの体験は一生に何度も出来ない、まさにプライスレスで感動的な1時間でした。

 

こうして2023年7月23日は、私のヲタ活史に残る一日となったわけですが、考えてみると、サッカークラブを応援するという行為もまた、非常にタイパとコスパが悪い行為のように思います。

ネット中継を後日観れば、ハーフタイムやボールが出ている時間を早送りにして自宅で観戦することが出来、交通費もかからず、より短い時間で観戦することが出来ます。また、事前に結果を確認して観る試合を選ぶこともでき、今風に言うところのタイパ・コスパに優れた観戦方法です。

 

一方、スタジアムで観戦となれば、チケット代や交通費を支払い、渋滞や満員電車に巻き込まれながらスタジアムに足を運び、天候によっては風雨に晒されながら約2時間試合を観戦し、さらにゴールが観られない時もあれば、応援するチームが負けることも珍しくありません。そして、試合が終わるとまた、人混みの中を家路に着くわけで、こちらも端から観れば非効率であることは間違いありません。

しかし、それでも多くの人がスタジアムに足を運ぶのは、その場でしか得られない体験や感動があるからであり、この想いの上にサッカークラブの経営は成り立っているのです。

 

だからこそ、クラブ側はスタジアムに足を運ぶファン・サポーターをもてなせるように日々努力しているのです。

そして、私は、ファン・サポーターがコスパ・タイパが悪くてもスタジアムに来てくれるように、クラブがコスパ・タイパを超えて地域のために活動していくことが大切であると感じています。

確かにクラブは民間企業であり、利益を上げてクラブを大きくしていくことが、企業としてあるべき姿です。しかし、一方では公的な側面も有しており、スタジアム建設やスタジアム・練習場の利用など、大小様々な形で公的なお金がクラブにつぎ込まれています。つまり、サッカークラブは私企業でありながら、公共財としての側面も持ち合わせており、その責務を果たすためにも、目先のタイパ・コスパに捕らわれることなく、地域のためになる取り組みを継続的に行って行くべきでしょう。

 

応援する側、クラブ側、それぞれがタイパ・コスパを超えた所に価値を見いだせるからこそ、より大きな感動が生まれるのではないでしょうか。

 

サッカー界に有意義な非効率が沢山生まれることと、愛生ちゃんの18歳がより良い1年になることを願い、今回はおしまいです。