アイドルもサッカークラブも活動する上で欠かせないのが、スポンサーの存在です。
スポンサー企業がお金を支払い、クラブやグループを通じて広報や広告宣伝を行うのが主な関係性ですが、近年は単に企業をPRする以上の役割がクラブやグループに求められているように感じます。
JリーグやJクラブは今流行のSDGsの視点から、スポンサー企業と社会貢献活動を積極的に推進しています。Jリーグでは、これまで行われきたホームタウン活動を、社会連携事業(シャレン)と改めて、JリーグやJクラブがハブとなり、企業や行政、地域住民や社会貢献活動をする団体を繋ぎ、各クラブのホームタウンや日本を元気にする活動を展開しています。
Jリーグと同様にハロープロジェクトを運営するアップフロントグループでも、里山・里海の自然やカーボンニュートラルについて考えるイベントを2013年から年2回ほど、継続的に開催しています。このイベントには、アップフロントグループのアーティストやタレントが出演するだけでなく、企業や行政、各種団体のブースが出店し、里山や里海の自然について考えたり身近に感じたりする取り組みが行われています。この活動もまた、アップフロントグループが媒体となり、ヲタクと企業や地方の行政を繋ぎ、環境問題について考える貴重な機会となっています。
また、近年はSNS等を通じたスポンサー同士の交流も発生しています。
創業60周年を記念しモーニング娘。とコラボした洋服の青山のSNSには、その前にかつ倍されたビームスとのコラボTシャツを着た社員の様子や、同時期にコラボ事業を行ったモスバーガーとのコラボグッズを買ったことが投稿されており、双方の投稿にビームスとモスバーガーの公式アカウントが反応し、話題となりました。
こうして推しのグループがきっかけで、企業間の交流が生まれることは、ヲタクにとっても嬉しいことであり、この交流がきっかけで購買意欲に火がついたヲタクも少なくないでしょう。
このようにスポンサーとの関係は、単にお金を出して宣伝をする関係性から、新たな価値を生み出し社会をより良くするパートナーへと変化をしてきています。もちろん、強くて人気があれば変わらず多くのスポンサーを集めることは可能でしょう。しかし、それ以外にも社会を良くする視点に立って地域に新しい価値を生み出すことが出来れば、クラブを応援してくれる仲間を増やしていくことは可能となります。サッカーやアイドルの枠を超えた新しい価値がさらに生まれていくことを楽しみにしています。