アイドル同様、サッカークラブが長く活躍し続けるためには育成への投資が必要不可欠です。ハロプロと同様に、好調な時期に育成への投資を進めてクラブの基盤を確固たるモノにしたのがサンフレッチェ広島です。
前進であるマツダ時代から高卒選手を積極的に採用したり、セカンドチームを保有して若手の育成に力を入れてきたサンフレッチェ広島は、1994年のJリーグ開幕と同時に日本初の全寮制のユースチームを発足させます。所属選手が寮で共同生活を送りながら同じ高校に通いトレーニングをするというサッカーと私生活の両輪で教育を進めて行くシステムは、マツダ時代からの育成の歴史の積み重ねであると同時に、Jリーグバブルとの相まって順調に発展し、第3回Jユースカップ優勝を皮切りに育成年代の大会で数多くのタイトルを獲得しながら、多数の日本代表選手を輩出する日本有数の育成組織になりました。
このようにサッカークラブにおいても、育成への投資がクラブの基盤を長期的に安定させるために非常に重要です。
サッカークラブでもアイドルでも、育成の現場は華々しいモノではなく、短期の収益的なメリットも大きくありません。しかし、組織のアイデンティティを確立し、長く続く組織の基盤を確固たるモノにするためには、若年層での教育=育成が非常に重要で、長期的にクラブの安定と大きなビジネスメリットを産むことは、サンフレッチェ広島やハロープロジェクトの事例から明らかになっています。
アイドルやサッカークラブを応援する際には、華やかなトップばかりではなく育成の現場に目を向けることで、クラブの本質に出会うことが出来るのではないでしょうか。