先日。

 ポストを除くと、もう30年近く、年賀状をやり取りしている先輩から

 突然、寒中見舞いを頂いた。

 

 「おや、寒中見舞いだ。

 どなたからだろう? なんか嬉しいなあ」と思いながら

 待ちきれずに、部屋に戻るエレベーターの中で読み始める。

 

 と、突然「可愛い」の文字が・・・・

 

 え?えーー!!!

 私が?これ、私のことを可愛いって書いてますよね?!!!

 あの頃と変わらず。

 

 何故か、私は動揺してしまった。

 あの頃の私は可愛かったのか?

 そして、今も、可愛い……の?

 

 ふと。鏡を見て。

 今の自分と向き合ってみる。

 あの頃の、未来には希望しかなかった、笑顔満載な30年前を思い出しながら。

 

 いくつになっても、親にとって、子供は子供というけれど。

 これから60才、70才になっても、先輩は先輩なわけで、

 

 20代のうら若きころ、いつも先輩と色んなお話をした日々にタイムスリップしつつ

 いくつになっても可愛くありたい、と、忘れかけていたことを思い出させていただいた

 1月末の午後なのでした。