おはようございます。^ ^

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(*^▽^*)
この素敵な出会いに感謝致します。
(^_^)☆
 
これは、発達障害、 ADHD、 Bタイプ、自閉症、
後発難聴の私のエピソードです。
 
今朝のエピソードは、
一昨日掲載した。
問題児だった小学生の私のその3の続きのその4となります。
(昭和50年代という時代背景をご考慮の上で、
ご閲覧ください。)

それでは始めます。
v(^_^v)♪
(ここから読まれた方はお手数ですが、
バックナンバーをご参照ください。)

さて、
次の朝、朝食を終えた後、
いつもの様にお茶をのみながらバー様は私に聞きました。
 
ヘタレや、
聞きたいのだが、
あんたの最終的な目的ってのは、
裁判でかーさんとの事を白黒つけたいって事かね?
 
だから、裁判がしたいのかい?
その為の警察なのかね?
 
私はバー様に言いました。
 
はい、そうです。
バー様、
裁判は家庭裁判所でするのです。
٩( 'ω' )و
その為の病院、警察、児童相談所、家庭裁判所なのです。
と、私はバー様に元気にこたえました。
 
そうしたら、バー様は私にこう言いました。
 
あーそうかい、
だったら、バー様が裁判をやるから、
裁判でヘタレとかーさんの事を白黒つけてやろうじゃないか、
それで納得しないのなら、ヘタレの好きにすると良いさ( ̄∇ ̄)
 
私は驚いてバー様に聞きました。
Σ(・□・;)
ええっっ??
バー様は、裁判が出来るのですか?
 
バー様は、
静かにお茶を飲みながら言いました。
 
ああ、出来るともさ、
ヘタレ、あんたは、大岡越前様を知ってるね、
(*^▽^*)
 
あんたも好きだろう?
 
はい、好きなのです。
╰(*´︶`*)╯♡
と、私はこたえました。
 
バー様は話をつづけます。
 
そして、
遠山の金さんも好きだろう?
(*^▽^*)
 
はい、金さんも好きなのです。
╰(*´︶`*)╯♡
と、私はこたえました。
 
私は、バー様っ子だったので時代劇が大好きだったのです。(*^▽^*)
 
大岡越前様とな遠山の金さんは、
両方ともお江戸の頃の裁判の話なのだ
( ̄▽ ̄)
 
お裁きっていうだろ?お裁きとは裁判だ。
今から、バー様が大岡裁きをする。

私はこのバー様の申し出に驚いて聞きました。
ええっっ??Σ(・□・;)
バー様は大岡裁きが出来るのですか?
Σ(・□・;)
 
そうしたら、
バー様はニヤリとほくそ笑み、
( ̄ー ̄)
 
フフフ( ̄▽ ̄)
ああ、出来るさ、
バー様が何年、越前様と金さんを、時代劇を観てきたと思うんだい、
 
お裁きの事なら、ヘタレより、バー様の方が詳しいんだ。大岡裁きぐらいお茶の子さいさいさ
( ̄ー ̄)
 
そう言って、
バー様は、クマゴロー君の部屋から、
碁盤と、碁石を持って来ました。
 
そして、言いました。
さぁ、今からバー様の大岡裁きの始まりだ、
この碁石で白黒つけようではないか、
( ̄ー ̄)
 
碁盤を中央にバー様と私は、あい向かいに座りました。
 
 
ヘタレ、お前の言い分は白の碁石だ。
ヘタレのかーさんの言い分は黒の碁石だ。
バー様が正しいと思う分の石の数を決める。
 
バー様は昨日、ヘタレのかーさんから話を聞いてある、なので今からヘタレに話を聞くのだ、
 
まずヘタレの昨日、かーさんから酷い事をされた話だ。
それが、ヘタレはどれくらい嫌だったのか、はっきりお言い、
( ̄▽ ̄;)
 
なので、私は正直に言いました。
 
ヘタレは、死んじゃうと思った。
凄く怖かった。凄く嫌だった。
\\\٩(๑`^´๑)۶////
 
バー様は私に言いました。
わかったよ、ヘタレ、
可哀想そうに、それは辛かったね、
じゃあヘタレの白の碁石は5個だと言って、
 
碁盤の上の私の手前に5個の白の碁石を置きました。
 
そして、バー様は、私にこう言いました。
 
ヘタレ、お前がどう思うかは、わからないが、
ヘタレのかーさんの言い分は、ヘタレを叩いた事に、悪気は無かったと言っている。わざとではないそうだ。腹が立ったから、ヘタレが言う事を聞かないからやむ得なかったそうだ。

これは、当然、悪気は無かったわざとでは無いで済む問題ではない、何がやむ得ないだ、
そんなのは、ただの自分を庇う為の言い訳だ、我が子ながら情けないねぇ、
(−_−;)

そして、腹が立ったから、言う事を聞かないから、暴力で押さえつけるなんてね、最低の人間がする事さ(−_−;)
そうすれば、人が自分の思い通りになる、支配できると思うなんぞ、大きな間違いだ、

そんな事をするから、
ヘタレのかーさんは、ヘタレから慕われないんだ、ヘタレが寄っていかないんだ、

それを、ヘタレが自分に懐かない、ヘタレに可愛げがないから、だから、可愛いがってやれない、
(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
ヘタレが自分の思い通りにさえしてくれたら、
もっと可愛いがってやれるのに、
(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
なのに、ヘタレは、自分の言う事よりバー様の言う事の方が聞くし、

バー様といる時の方が私といる時より、幸せな顔をしている。
\\\٩(๑`^´๑)۶////

ヘタレが可愛げのないのが悪いのよ、
(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
バー様がそうやってヘタレを甘やかすから
ヘタレが生意気になるよ、つけ上がるのよ、
(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾

バー様がヘタレを私から横取りしたのが悪いのよ
(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾

と、バー様はかーさんに散々、八つ当たりをされたのだ( ̄▽ ̄;)

ヤレヤレ、悪いのはヘタレとバー様らしいぞ、
( ̄▽ ̄;)

全く、
何を見当違いな事を言ってるんだか、
( ̄▽ ̄;)
ヘタレがどうして、かーさんにべったりと甘えないのか、懐かないのかわかっちゃいないね、

子供なんてのは自分の思い通りにいかなくて当たり前だ、人だってそうさ、
そして、我が子を可愛いがるのに何故、条件をつけるのかバー様には、分からん、
ヤレヤレ、情けないったらありゃしないよ。
(−_−;)


だが、バー様は、かーさんの母さんだから、
かーさんの言い分も聞いてやらないとだ、
そして、少しは味方をしてやらないとだ、
それはわかっておくれよ。
 
だから、かーさんの黒の碁石を1個おくぞ、
そして、
バー様は、自分の手前に黒の碁石を1つ置きました。
 
次だ、
ヘタレ、その手足の怪我は痛かっただろうけど、
その怪我は、ヘタレの不注意でもあるんだ、
道を渡る時に周りを確認しなかったヘタレの責任だ。トラックにひかれそうになったのもヘタレの不注意だ、わかるな、
 
だが、その原因を作ったのはかーさんだ、
 
だから、
ここは、白、2個、黒、1個、
 
こうして、バー様は、
かーさんの事から始まり、
ここに至るまでの一連の出来事を私に確認しながら、学校や、先生や、家庭訪問の事などに対しても次々と、白と黒の碁石を並べていきました。
 
そして、最終的な碁盤の上の白の碁石数は黒の碁石の数の約2倍となりました。

バー様は私に言いました。
 
さて、これで、
大体、話は済んだかね、
(*^▽^*)
 
では、今から、
かーさんの言い分の黒の碁石の数の分から、
ヘタレの言い分である白の碁石の数から減らすのだと言って、バー様は、黒の碁石の数だけ白の碁石を減らしたのです。
 
そうしたら、なんと
Σ(・□・;)
 
私の言い分の白の碁石の数が半分以下になったのです。( ̄▽ ̄;)
 
バー様は、私の顔をじっとみて言いました。
 
いいかい、ヘタレ、バー様の話をよくお聞き、

これをお互い様っていうんだ。相殺や、帳消しともいう、お裁きってのはこうして公平にやるもんだ。
 
ヘタレが正しいと思っている事は、
全部が正しくないんだ。
お互いの言い分がある以上こうなのさ、

これをよく覚えておくのだ、
 
さて、ヘタレ、
 
この残った白の碁石は、ヘタレの権利だ、
ヘタレが嫌な思いをした事に対する穴埋めを求めて良い権利だ、


だから、
バー様や、ヘタレのかーさんとそしてとーさんも、この碁石の数だけ、ヘタレのお願いを聞こうじゃないか、(*^▽^*)
 
白の碁石の数は20個程ありました。
 
そして、ヘタレ、お前は嘘を見抜く子供だ、
そして、バー様も嘘は嫌いだ。
 
だから正直に言う、
かーさんが警察につかまると、
新聞に載ってしまったり、テレビのニュースで流れたりするんだ。それは困るのだ。
 
みんなこの町に住めなくなる、
引っ越さないといけなくなるんだ。
お前のとーさんは会社を辞める事になる
弟のクマノスケだって、
ヘタレだって学校に行けなくなる
バー様もクマゴローもこの町で暮らせなくなるんだ、
 
もちろん、悪いのはかーさんだ。
そして、これは大人の都合の話だ。
 
だから、これは、ヘタレに我慢しろって言ってるじゃないんだ。
 
そして、
ヘタレが嫌ならかーさんを許さなくていいんだ。

お願いだから、今回は、バー様に免じて、かーさんを大目に見てやってくれないかね。
警察だけは勘弁してやっとくれ、
これはバー様のお願いだ。

だから、バー様がヘタレのお願いを聞くのは、
ヘタレに対するお礼なのだよ。
わかってくれるかい?
バー様が言ったので、

私は黙ってうなずきました。

そして、バー様は言いました。
 
じゃあ、最後に、
大岡裁きの言い渡しを決めようではないか、
 
越前様や金さんみたいにだ。
( ̄▽ ̄)
 
バー様は、かーさんにたいするお裁きは、百叩きぐらいが丁度良いと思うが、ヘタレはどう思うんだい?
 
私は、
では、佐渡への遠島、島流し(流刑)にしてくださいと言いました。
\\\٩(๑`^´๑)۶////

 
それを聞いたバー様は、
ヘタレや、あんたはよっぽど嫌だったんだね
Σ(・□・;)
 
もう少し軽くならないかい?
と、言って来たので、
 
私は、だったら江戸払いです。(追放刑)
\\\٩(๑`^´๑)۶////
と、言いました。
 
バー様は私の頭を優しく撫でながら、
 
わかったよ、それではその真ん中をとろう、
 
江戸払いってのは無理があるが、
 
ヘタレが家に戻りたいと思うまでここにいるといい、そうすればかーさんは、ここには来ないから
江戸払いと一緒だ。
 
そして、バー様がかーさんに百叩きと同じくらい怒ってくる、\\\٩(๑`^´๑)۶////
ヘタレがどれくらい辛かったのか伝えてくる、
それで納得してくれるかね。
(*^▽^*)
と、バー様が言ったので、
 
はい、わかったのです。
ヘタレは納得するのです。
と、バー様に言いました。
 
じゃあ、約束通り、
その白の碁石の数だけヘタレのお願いを聞こうじゃないか(*^▽^*)
と、バー様が言ったので、
 
お願いは何でも良いですか?
(*^▽^*)
と、私はバー様に聞きました。
 
ああ、それはヘタレの権利だからね。
人を傷つけないお願い事なら、
何でもいいさ、
ただ、そのお願いの大きさによって、
石の数は違う
お金と一緒さね
まぁ、ゆっくり決めるといいさ
(*^▽^*)
 
と、バー様は私に言いました。
 
こうして、バーさまの大岡裁きは終わったのです。
 
このバー様の大岡裁きを大人になった今でも、
私は、バー様にはかなわないなと思うのです。
こんなに、シンプルで、
どちらにも言い分があるという事を伝えて、
子供だった私を納得させたのですから、


次回は、
私の碁石の数だけのお願い事を何にしたのかのお話を書きます。
 
お付き合い頂きありがとうございます。
感謝致します。
(*^▽^*)

素敵な連休をお過ごしください^ ^

すみません、
廊下の棚の中身の断捨離と、
工具箱の中身の整理のスイッチが入ってしまいました( ̄▽ ̄;)

なので、
この勢いにのって今日は片付けに専念したいと思います。

いいねとコメントは夕方にゆっくりと伺わせて頂きますね。