企業様向け卓上カレンダーは使いやすいと言われる仕様が標準化し、物理的なニーズも概ね満たされているため、市場が成熟していると言われています。

また広く普及し始めてから20年以上経ち、製品ライフサイクルの観点から見ても、需要は概ね一巡したと考えられます。

そして、それは実際にお客様の動向を見れば明らかであり、ここから市場の大幅な成長は見込みにくいとの見方もあります。

 

ただしそれは、現在の用途に対しての需要に基づいた考えであり、決して成長の可能性を限定するものでないと思います。

 

現在、企業様向け卓上カレンダーの主な用途は、粗品・挨拶品・販促(SP)・広告などです。

それらの効果を最大化するために、お客様の使い勝手や利便性を高め、露出・接触頻度を高めることが制作の目標とされています。

 

確かに、今まで積み上げられてきた経験則や慣習を元にすれば、それらの用途にはリピート性の高い季節商材という企業様向け卓上カレンダーの特性がマッチするので、そこを突き詰めることは理にかなっています。

 

一方、世の中の価値観や考え方は変化し、今までと異なる領域も生まれていています。

また、それらの領域に対しての可能性は未知数です。

 

市場の捉え方は様々ですが、多くの場合それは売りたい商材をどのように定義するかで決まります。

企業様向け卓上カレンダーを粗品・挨拶品などの従来の用途に対しての商材とのみ定義するのか、もしくはそれ以外の用途を新たに定義するのか。

 

いずれの用途でも需要自体には限界があります。

しかし商品を、どの用途に対するものにするのかは、自分で決めることができます。

 

弊社は、企業様向け卓上カレンダーには、まだまだ今までにない価値や可能性があると感じており、その開発に日々取り組んでいます。