物理的な顧客ニーズが概ね満たされ、成熟している企業様向け卓上カレンダー市場において、従来のやり方を踏襲している間は、新たな商品が今後矢継ぎ早に出てくる可能性は低いと思います。

 

もちろん、既存の派生的な商品は今後も発売され続けますが、基本的な仕様・素材・タイプなどはある程度固定化されていくと考えられます。

また、ベースは印刷物なので、できることは印刷技術の範囲内に限られると言う条件も付いてきます。

 

その中で、新たなモノ・コトをお客様に提案できなければ、いくらリピート性の高い季節商材であるとはいえ、卓上カレンダーに対するお客様の評価が逓減してしまうことは間違いありません。

 

弊社としては、それを回避する方法を模索していく中で、今後は「マッシュアップ」が重要になると考えています。

「マッシュアップ」とは元々、音楽において複数の曲を重ねて再生し一つの楽曲に仕立てる制作手法のことですが、すでにあるのもの同士を組み合わせて新たなものを作るという意味で幅広く使われています。

 

ただし、組み合わせるものが既存の商品同士では、新たなものが生まれにくいため、弊社としては卓上カレンダーと世の中にある別ものもを組み合わせて、新たな価値創出を目指しています。

 

もう少し言うと弊社が目指しているのは、お客様が新たな価値と「感じていただける(認識していただける)」ものです。

そこに共感が生まれ、弊社を評価していただくことで、売り上げにつながっていくと考えています。