サービスというと、どうしても「便宜を図ること」のイメージが強いのですが、近年の議論では、その意味での必要以上のサービスはお客様が望むことではないと言われています。

もちろん、円滑なお取引のためには、ある程度の便宜が必要なのは間違いありません。
ただし、それによって得られるのはお客様の短期的な満足であり、より良い卓上カレンダーを作っていくための私たちとお客様との本質的・長期的な関係づくりには、あまり関係ありません。

一方、サービスの一つの側面である「売買した後にモノが残らず、効用や満足などを提供する、形のない財のこと」については、なおざりにされがちです。

それは私たち提供側にとって、“便宜”が取り掛かりやすい要素に対して、“形のない財”は一朝一夕に為せるものではないからです。

しかし、お客様との良好な関係を築くためには、形のない財の提供はもはや欠かすことがなきない活動です。
そのためにまずは難しいことは抜きにして、基本的なことを着実に行うことだと思います。
それをひたむきに続けることで、お客様が求める真のサービスが見えてくるのではないかと思います。

サービスを磨くことは、基本を磨き続けることです。