企業カレンダー制作におけるデザインの役割が、ここ数年で変わってきています。

従来は、主にビジュアル面でのインパクトがデザインに求められていましたが、近年は卓上カレンダーの制作意義を表現することが、より重要となりつつあります。

そこには慣例的なカレンダー制作の見直し風潮が関係しています。
もちろん現在でも、カレンダーは実用性が高く費用も手頃な粗品として広く活用されています。
しかし近年は、粗品としての役割のみでの制作の是非が問われるようになってきており、それ以上の付加価値が求められています。

実際に近年はデザインのビジュアル面よりも、企業ブランド・理念・姿勢を表現することに重きがおかれる事例が増えています。

企業カレンダーはお客様との接触期間が長い広告ツールですが、時間の経過とともに薄れていく広告効果を補うために、カレンダー全体での企業ブランディング効果を組み込むデザインもトレンドになってきています。

それらを踏まえると、企業カレンダーにおける現在のデザインの役割は「統合」です。
つまり関連する多くの要素をまとめてカレンダーとして形にすることです。

それの意義がお客様に伝わるかどうかが、企業カレンダー制作の鍵を握っています。