故事・ことわざに「習うより慣れろ」というものがありますが、近年のカレンダー業務で更に上のレベルを目指すには『慣れるより「慣れるな!」だと思います。

もちろんカレンダーは季節商材ですし内容が毎年大きく変わる訳ではないので、熟練のためには「慣れろ」がセオリーです。
また「慣れるな」とは言っても、業務の基礎の部分は身につけておかなければなりません。

その前提として踏まえておかなければならないのは、近年のカレンダー販売では「慣れた」要素で売上を伸ばして行く事が難しくなっていることです。

まだ、一定レベルまでは「慣れた」要素でいけると思います。
しかし、そこから先は、従来の売上要素ではない領域が広がっています。
それらは決して新たな要素ではないのですが、従来はカレンダーという商品パワーが強かったので、それらの要素を持ち出す必要性が乏しかったのかも知れません。

そして、それらの要素を使いこなすには、カレンダー業務の「慣れ」からの脱却が必要になります。
なぜなら、「慣れ」の思考では、今まで使ったことのない要素を試す以前に、その意識すら生まれないからです。

いえ、決して「慣れ」を否定している訳ではありません。
現状では「慣れ」も、まだ充分に通用します。

でも、カレンダーに限った話しではなく「慣れ」が通用しなくなりつつあることは、多くの業界で課題に挙げられています。

今日の話題は、未来志向の話しです。
「慣れ」や「経験」に替わる「今を満たす」答えが次の成長に必要だと感じ、日々模索しています。