カレンダー市場もこれだけ成熟してくると、現実的な商品やサービスの新たなアイデアが次々に浮かんでくる可能性は高くありません。
むしろ順当に考えれば考えるほど、従来の既定路線上の「普通」になる可能性があります。

いえ、決してそれが良くないと言う事を言いたい訳ではなく、世の中から期待されている弊社の役割からすると、その選択肢は妥当ではないことが言いたいのです。カレンダー市場の長い歴史からすれば、小社は若輩者であり、常に挑戦者であり続けなければ、お客様からのご支持を得続けることなどできないからです。

多くのお客様は、弊社にカレンダーの「王道」を求めてはいません。
それは名入れカレンダーでもオリジナルカレンダーでも同じです。
それよりも「今まで出来なかった事」に少しでも手が届くような商品・サービスの提供を望まれています。

そのご要望を叶えるためには
、目新しさよりも従来のカレンダー枠組みの“周り隣り”も賄える思考性や取り組みが必要です。

そして、それこそが弊社にとっての新たなアイデアソースであり成長エンジンです。
そのために弊社が取り組んでいる事を言葉で表現すると、今日の標題の「すき間を創ってリ・デザイン」なのです。

すき間には、顕在化しているものと潜在的なものがありますが、いずれも手をつけられていないことが多いため、まずはそれを定義する事から取り組む必要があります。

もしそれが顕在化していれば、それに当て込む商品やサービスを開発する場合が多いです。
一方、潜在的であれば、例え弊社がそれを認識したとしても、それをダイレクトに商品・サービス化させることは、ほとんどの場合致しません。
何故なら、その潜在的なすき間の要素を、お客様が認識できないから(もしくは一般認識として普及していないから)です。つまり、作っても評価してもらえないからです。

そのために、まずは「既存」の周辺事項を使って そこが顕在化するようにします。
その際に必要であれば、先に周辺事項を商品・サービス化します。

それによって、お客様が
従来よりも鮮明に認識できるすき間を創り、それと先に商品・サービス化した周辺事項を擦り合せて、すき間を「リ・デザイン」し商品・サービス化します。

その作業プロセスには時間がかかりますが、弊社にとってはその過程が重要であると考えています。