企業様向けカレンダー販売の基本的な流れは、今までも、そしてこれからも大きく変わらないと思います。
確かにインターネットの出現によって、この10年間で販売チャネルは多様化してきましたが、本質的に「名入れ」もしくは「オリジナル」カレンダーを製作して納品する仕組みは変わり有りません。

一方、企業様の卓上カレンダーへのニーズは多様化を極め、サイズ・素材・機能性・スタイルなどは、年々細分化されていきます。
もちろん、作り手もそのトレンドに対応していますが、全てのご要望を満たしきれない状況になってきました。

つまり様々な観点で、お客様と作り手の間に賄いきれない“すき間”が生まれてきています。

この“すき間”の多くは、従来のカレンダー製造の流れから外れているために、作り手がそのほとんどに対応しきれていないのではないかと思われます。

一般的に企業様向けカレンダー市場は、成熟した市場と考えられており、その販売方法や製造方法等は、概ねベストプラクティスに基づいて行われる場合がほとんどなので、物量・時間・場所を軸としてシェアをとらえられる場合が多いと思います。
そのため、大きなニーズに対しては強いのですが、細かなニーズに対しては、以外と小回りが利かないのが現実です。

標題の「どんどん“すき間”が生まれている」と言うのは、あくまで個人的な見解ですが、言葉を置き換えるとしたら「どんどん“チャンス”が生まれている」と感じています。

しかし、その“すき間”を埋めるためには、従来の手法だけでは通用しないのも分かっているので、ここは本当に思案のしどころだと思います。