一般的にオリジナルカレンダーは、お客様からのデータ入稿に基づいて仕上げます。
そのため、従来のオリジナルカレンダーは、概ね「汎用性」が求められてきました。

その汎用性の良いところは、量産化・効率化などが挙げられますが、弊社がそれに乗っかってしまうのは危ういと思います。
もちろん汎用性の市場ボリュームの大きさは魅力的なのですが、そこに入ってしまうと、いずれかは淘汰されてしまうと思います。

オリジナルカレンダーはあくまで汎用性が高い方が良いと思います。
ただしそれは主に「ハード面」においての汎用性です。
オリジナルカレンダーが支持されている理由の一つである「デザインの自由度」を担保する為には、ハード面における独自性を出し過ぎない方が受け入れられ易いからです。

一方、作り手としては汎用性に頼り過ぎると、差別化が難しくなります。

非常に悩みどころですが、恐らくそれを解消するには、オリジナルカレンダーにもう少し「ソフト」なエッセンスを入れても良い様な気がしています。

それは言葉を変えるなら、汎用性を阻害せずその意味合いを変える事無く共存可能な「意義・意味」です。

もしかすると「ソフトな要素を如何にどのくらい盛り込むことができるか」が、今後のオリジナルカレンダーにおける成果を左右するのではないかと思っています。