世の中の流れは、さらに「価値」にシフトしてきました。
当然ながら、カレンダー製作においても
「価値」を意識しなくてはなりませんが、果たして今のカレンダーにおける「価値とは何か?を再定義すべき時が来たのではないかと感じています。

企業様向け卓上カレンダーにおいて従来から認識されている「価値」のほとんどが、機能性や広告にまつわるものです。
またそれらは、およそ従来の枠組みで作られて来たもであり、モノに起因するものです。

一方で、近年のプロダクトは、その枠組みを拡張しています。
もちろん、技術的に革新していますが、それ以上に「感情」面に訴えかける要素が盛り込まれることが多くなってきていると感じます。
そして、その「感情」面をデザインや機能に落とし込み、商品として市場に送り出されています。

カレンダーはモノとして捉えると「日付確認」ツールです。
そこを突き詰めても、それ以上でも以下でもありません。

しかし、それを連続する行為の一部と見なすならば、カレンダーとは行動のキッカケ(始点)とも言えます。
「○○する気になる」カレンダーは構想段階ですが、方向性としては間違いではないと現状では感じています。

これは一つの見方ですが、カレンダーを用いてビジュアル要素以外で人々の感情に訴えかけるために果たしてどうすれば良いのか。
もっと視野を広げてカレンダーを再定義することに挑戦したいと思います。