8月に入り1週間が経ちました。
今年も本格的にカレンダー販売のシーズンインです。

ところで、企業様向け卓上カレンダーのインターネット販売市場において、従来と異なる傾向がいくつか見られますが、本日はそのうち3点について少し書き込みたいと思います。

【キーワード検索について】

 インターネット販売のメイン窓口となるポータルサイト(
検索サイト)のキーワード検索ですが、2年ほど前からの流れが今日現在も続いています。
 一般的に企業様向け卓上カレンダーに対するメジャーキーワードは「卓上カレンダー」と認識されていると思われます。
 関連キーワードの中では検索ボリュームが多く、ターゲットキーワードの最上位になると思われます。

 その「卓上カレンダー」のキーワードですが、近年は個人向けサイトが検索上位を占めるようになりました。
 従来は企業様向けと半々くらいでしたが、楽天・Amazonの個人向け販売サイトに加えて、ソフト(アプリ)・家庭用プリンターで出力可能なカレンダーのフリーダウンロードサイトなども加わる様になりました。

 その結果、企業様向け卓上カレンダーの情報が欲しい場合、「卓上カレンダー」のキーワードだけでは
従来よりも検索効率が悪くなってきています。
 もちろん、検索順位は入れ替わるので、あくまで長期的な傾向ですが、売り手・買い手のいずれにとっても影響が大きいと思われます。

【広告表示に付いて】

 Yahoo!およびGoogleのネット広告の見出しに「激安」「低価格」の文言が入る事が少なくなってきていると思われます。
 これも時期やタイミングによりますが、一時期のように表示される広告の8割に表現されるようなことはなくなってきたように思われます。
 これが何を意味するかは図りかねるところがありますが、顧客ニーズがコスト一辺倒でなくなりつつあることも含まれていると思われます。

【お問い合わせに時期ついて】

 従来よりもお問い合わせ時期が早くなる傾向があります。
 元々、対面営業では春先から初夏のお問い合わせが見られていましたが、ネットではお盆過ぎからが定説でした。

 それが近年、ネット経由でも徐々にお盆前のお問い合わせが徐々に増えており、お客様のニーズが「時期」の要素でも多様化しつつ有ります。
 お問い合わせが早くなったからと言っても、決定時期も相対的に早くなっている訳ではありませんが、お客様のタイミングに合わせることも、ご注文につなげるための重要要素となりつつあります。


以上の3点は、企業様向け卓上カレンダー市場に限った話しではないと思います。
しかしカレンダーと言う商材が、今まで「季節商品」だという世の中の常識が強かった分、この変化は大きなターニングポイントだと思われます。

今までの習慣・慣例と新たなトレンドのバランス感覚を保つようにすることを今まで以上に心掛ける必要があると感じています。