実際のところ、企業向け・個人向けを含めて、カレンダーの販売時期がひと昔前よりも早くなっています。

個人向けなら店頭に並び始める時期。
企業向けなら名入れのピーク。

カレンダー業界に身を置く私としては、販売の早期化は繁忙期の作業量が分散されるために歓迎したいところです。

しかし一方、やはりカレンダーにも「旬」があると思います。
一年の締めくくり、来年のスタートを考えるころに販売されるのが程よいのではないかと思います。

これはカレンダーに限らずですが、販売の早期化は時代の流れかもしれません。
如何に多く売るかを考えたら、当然ながら前倒しはセオリーです。
そして、その先は恐らく、将来的にあまり良い結果につながらないのではないかと思います。

物事には「旬」があり、その時期に手に入れるのが一番感動を味わえる。
そんな私の持論からすると、市場の求めに従いつつも、心情的にはそれに馴染めない自分もあり、何だか複雑です。