突然ですが、日本のこよみを音楽に例えると「交響曲」なのかなと思います。

交響曲は、原則として4つ程度の楽章によって構成され、主に管弦楽によって演奏される多楽章からなる大規模な楽曲のことです。
さまざまな楽器で演奏され、それらが一つにまとまったときに、とてつもない迫力となります。

一方、こよみに「音」はありませんが、それはとても「叙情的」な言葉の集まりであり、私たちはそれらが意味する言葉を感情として受け取る事ができます。
めでたい日、悲しい日、歴史を刻まれた日、季節の移ろいを記す日。
私たちの日常は、そうした四季折々のこよみを感じながら営まれています。

つまり、一つ一つのこよみの成り立ちは異なっているとしても、それが織り成すものは、人生の「旋律」ではないでしょうか。

そして、私たちは日々奏でられる人生の「旋律」を、様々な感情で聴いているゲストなのかも知れません。