こよみとは、季節や日付を知る手がかりになるものです。
実際のところ定かではありませんが、「日読み(かよみ)」が起源というのが通説です。

日を読む。
まさに字の如しですが、古来は日を読む事が生活の中の様々な事象に関連する大切なことであったことが伺い知れます。

つまりそれは「日」で生活の行動が決まってくると言う事。
現在、私たちが知り得るもので言うと大安・仏滅などの六曜がそれにあたります。

昔は、その他にもたくさんあったのですから、こよみを知らずして生活することは、地図を持たずに見知らぬ土地を歩くくらいに無謀なことだったかも知れません。

でも、違う見方をすれば、生活の指針がはっきりしており、多くの人がその指針に従っていたと考えれば、組織・団体・グループ、あるいは国として非常にまとまっていたともとることができます。

そして、そのことが先日の「【こよみと政治】様々な思惑が交差する縮図」で書きましたが、人々に影響を与えるものは政治的に利用されやすいというにつながって行きます。