現代の慌ただしい生活の中で、季節を感じる機会が減ってきているように思われます。
生活スタイルの変化、ワークスタイルの変化、社会構造の変化など、様々な要因はあるかと思いますが、私たちがそれを必要としなくなったのも大きいのではないかと思います。

昔は、その季節を知るために「二十四節気」や「雑節」と言ったこよみが活躍しました。
一方、現代は、それらがカレンダーに記載されている場合が少なく、さらに掲載されていたとしても、見る人がその意味を理解できない場合も多いと思います。

しかし、日本に生活するにあたり「四季」は身近なものであり、私たちの生活と切り離せるものではありません。

忙しい日々が続きますが、四季を感じ、日本に生きていることを実感することは、人生にとってかけがえのないことだと思います。

そして、カレンダーを通じて、「季節を感じるもの」をお届けすることは、カレンダー製作に携わる私の使命だと思います。