二十四節気は、古来中国で考案された季節の区分法です。
当時採用されていた月の満ち欠けを基準とする太陰暦では、太陽の運行による季節の変化とは基本的に合いません。
しかし、農耕生活を営む上で正確な季節の変化を知る必要があったため、1年を12の中気と12の節気に分けて気候の名称がつけられました。

日本でも、江戸時代頃から採用されましたが、元々中国の気候の名称が付けられているため、日本の気候とは異なる場合もありました。

それを補うために、日本の季節感を盛り込んだのが「雑節」と呼ばれるもので、土用や八十八夜などがあります。

それらを組み合わせて、日本の旧暦になっていました。

こよみの視点から見ても、日本は様々な国の影響を受け、そしてそれらを独自の文化と融合する事で成り立っている国だと言えます。