ロムルス暦は、古代ローマで使用されていたこよみで、日付がない期間があるのが特長です。

1年は春分のころから始まり、冬至のころまでの10ヶ月間で、残りの期間は冬ごもりの時期として日付がなかったと言われています。
冬期は雪深く労働ができなかったのか、はたまた完全にオフだったのか。
いずれにしても日付の必要がないというのは興味深いことです。
こよみに日付がないなんて今では考えられませんが、当地の気候や生活様式に根ざしたこよみであり、現在のこよみの源流といえます。

こよみの変遷は、社会の求めに応じて変化しており、現在使用されているグレゴリオ暦も、いつかは改暦される日が来るかもしれません。
そうしたら、次はどんなこよみになるのかと想いを馳せるとワクワクしてきます!