今回の症例は左上35への埋入です。
こちらの患者様は各務ヶ原市からお越しの方です。
もともとっ前歯部をブリッジにされていたのですが、負荷のかかっていた歯を残すことが不可能となりインプラントをお考えになられました。
インプラント体4本で支えるため、前回上顎左右に2本埋入し、今回左上35へ2本の埋入を行いますので2回目のオペとなります。

近年、医療法人大徳会 大口弘歯科クリニックにもブリッジからインプラント治療へシフトされる患者様が多いです。
ブリッジは連結歯(被せ物)をするために、欠損部分の両隣(または片側だけ)の健康な歯を大きく削ります。その際、神経をとることも多く、また大きく削るので両側の歯はもろくなる上に歯のない部分の支えの仕事もしなくてはなりません。
ブリッジの寿命は統計的に約7年と言われていますが、その原因には支えている歯が割れたり、ヒビが入るなど外傷性のトラブルによってダメになるケースが多いのです。欠損部にインプラントをいれることは周囲の天然歯の負担を軽くすることができるので外傷性のトラブルを防ぎ、歯の寿命を延ばすことに繋がります。

事前にCTで骨の状態を見てみると、上顎ですので、上顎洞までの距離が問題になってきます。
骨幅は35ともに3ミリ程の狭窄骨です。高さも12ミリのインプラント体を埋入するには足りません。
このような場合、ドリル式であればサイナスリフト法という骨をつくる大掛かりな外科処置を前処置としてはさまなくては、インプラント体を埋入することが不可能です。その分、期間や費用や何より患者様の身体への負担やリスクもかさんできます。
しかし、大口式(OAM)であれば、その心配はございません。

今回の患者様のように上顎洞までの距離が足りない症例では大口式(OAM)サイナライジング法で行います。粘膜を切開剝離後、独自に開発した特殊器具であるサイナライザーを用いて骨補填剤を少しずつ足しながら、上顎洞にあるシュナイダー膜をラクダのこぶのように徐々に拳上し、骨をつくりながら、インプラント窩を形成していきます。
大口式(OAM)インプラント法開発者である大口弘の特殊技術のなせる技です。骨移植などの必要はなく、一度のオペで骨をつくり、インプラント体を埋入することができます。
また、骨を押し固めていくためインプラントの周りの骨は強固なものとなるのでより生着しやすい環境をつくることができます。

オペが始まり、剝離切開後、まずプレスリッティングバーで基点となる穴をあけます。前述したサイナライザーという専用器具を用いての手作業です。左上3は左上5に比べて高さはありますので、オーギュメーターとサイナライザーを併用し、左上5はサイナライザーのみを使用し、骨補填材で骨をつくりながら、上顎洞のシュナイダー膜を拳上させ、直径3.7ミリ、長さ12ミリのインプラント体を2本理想的な角度で埋入しました。ラクダのこぶのようにあがったシュナイダー膜も、レントゲンでしっかり確認できます。
患者様自信も、2回にわたるインプラント埋入オペが無事に終わり、安心された様子でした。

大口式(OAM)では様々な種類の独自開発の器具を、その時の患者様の骨の形や密度や状況に合わせて使い分けます。
それにより、どんなに難症例の方でも対応可能です。
どんな症例でも、一度のオペでインプラント体を入れることができます。
この術式は大口式(OAM)を受講した先生方全ての人ができるわけではなく、多数の症例の経験と特殊な手指の技術、インプラントのノウハウを全て知り得た開発者だからこそできる術式なのです。

4本無事に埋入がすみ、インプラント体と骨がしっかりくっつくまでの期間に入っていくわけですが、オペ後の注意事項をきちんと守っていただかないと生着率が下がってしまいます。
医療法人大徳会 大口弘歯科クリニック 岐阜本院 名古屋駅前院では、患者様にDr自らオペ直後注意事項を説明し、患者様自身にも意識的に術後の生活には気を付けてもらっております。

医療法人大徳会 大口弘歯科クリニックは、大口式(OAM)インプラント法開発者である大口弘が自ら執刀する唯一のクリニックです。
長年の経験と技術、インプラント治療のノウハウを知り尽くした当院院長は、どんな症例の方でも出来る限りの挑戦をいたします。
他院で断られた、諦めていた方、また大口式(OAM)インプラント法をお知りになり興味のある方、どうぞお気軽にご相談下さい。

★今回は患者様のご意向により写真の掲載は一切控えさせていただきます。



医療法人大徳会大口弘歯科クリニック名古屋駅前院では口腔癌検診を行なっております。
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インプラント救済センターを設立していますが、多くの歯科医の方々が、インプラント治療の難症例と手術不可能な症例を抱えて悩んでいらっしゃるのが現実です。近年、大学病院においてもインプラント手術を敬遠する傾向にあります。
私、医療法人大徳会 大口弘歯科クリニック 院長 大口弘はそのような現状をふまえてできるだけ先生たちのお役に立ちたいと考えています。
お気軽にご相談下されば喜んで対応させて頂きます。

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術中画像、術式解説はOAM(大口式)友の会会員ページに後日掲載予定です。
OAM友の会については、㈱エイペックスメディカへ問い合わせください。
TEL 058-266-0123