扇谷上杉の野望-浅井久政

浅井家関連の人物が続きますが、今回は浅井久政殿。浅井長政殿のお父上であります。

六角氏に従属したことや、織田氏よりも朝倉氏を優先したこと(その結果、浅井氏は滅亡)などから、あまり評価の芳しくない久政殿。

烈風伝での能力値も、それを反映して全般的に低めです。

そのわりには、顔グラに威厳があるのは、やはり「長政パパ」という補正がかかっているのでしょうか。


前述のように、史実上、浅井家滅亡の要因を作った人物として、愚将イメージのある久政殿ですが、一部では再評価する声も少なくないようです。


というのも、六角氏への従属は、諸般の状況に鑑みてやむをえなかったことであるし、むしろ、従属しつつも浅井家の勢力を保ったという点で、なかなかしたたかに立ちまわったのではないかという評価がひとつ。


また、朝倉氏を優先したことで結果的に浅井氏滅亡を招いたといえど、当時、織田家は三好・朝倉・石山本願寺・武田に包囲され窮地に立たされていたのであり、久政の選択は戦略上、決してまずくはなかったとも評価されています。


さて、烈風伝では、浅井家滅亡の際、久政殿は即時に扇谷上杉家の家臣団に加わりました。

大名状態での加入なので、宿世デビューです。

宿世は900人の兵隊を統率できる強みがありますが、如何せん戦闘力25では前線に立たせるわけにはいきません。

というわけで、史実では戦乱の世に翻弄された久政殿も、烈風伝では平和に城下町開発に従事しましたとさ。

(初期設定では、特技は「農業」のみだったのが、いつのまにか「商業」を習得しています)