5月9日(木)
毎年、ゴールデンウィークが終わると、保育園では夏野菜の苗植えがあります。
今年は、プランターできゅうりとミニトマトを育てます。
子どもたちは、事前に自分たちが植えることになった野菜を本で調べていました。
実際に、苗を見た子どもたち。
「あ、図鑑でみたとおりだ!」
「トマトの葉っぱは小さくてギザギザだね」
「きゅうりは下の葉っぱ(双葉)と上の方の葉っぱ(本葉)の形が違うね」
と、じっくり観察しながら自分たちが調べたことを確認しています。
この瞬間の子どもの発見や気づきを大切に、丁寧に時間をかけて進めていきます。
次に、プランターの中に水を入れて、苗をポットから手のひらの上に取り出します。
「あれ、この白いのは何??」
根っこを見て聞いた子がいます。
「それは、根っこだよ。
ここから栄養や水をたくさん食べるので、とても大事なんだよ。」
と話すと、子どもたちはまた真剣な顔で覗き込みます。
優しく、そっとプランターの中へ…
「土のお布団をかけて~」
「強く押しちゃダメだよ!つぶれちゃうよ」
作業をしているうちに、自分たちで力を調節していくようになります。
「ほら、今は葉っぱがぼくの手のひらと同じくらいの大きさだよ!」
と、身近なものを使って大きさを感じることも。
「早く大きくならないかな~」
「実がなったら、みんなでとろうね!」
プランターを囲んで、しばらく収穫への期待に胸をふくらませ、話も弾みます。
プランターの夏野菜は、今後成長に合わせて添え木をします。
さて。
5歳児・くじらグループの作業はこれだけではありません。
おおぎ第二保育園には、下の職員駐車場の後ろに【おおぎ第二畑】があるのです。
今度は、ピーマンとナスの苗を持って、【おおぎ第二畑】へ…
クラス担当の職員以外にも畑担当の職員がいて、子どもたちと一緒に作業をします。
ここでも、苗の違いを知り、友だちと確認しながら作業をしていました。
これから、毎日水やりが始まります。
子どもたちは、夏に向けて
自分たちで植えた苗を自分たちで育て、
実った野菜を自分たちで収穫し自分たちで食べるのです。
この経験を通して、野菜を育てる楽しさを味わいながら、収穫する喜びへとつながっていきます。
苦手だったピーマンも、自分で育てたものなら食べてみようと思えるものです。
やっぱり、ほんの少し苦いかもしれないけれど、自分で育てた野菜の味は格別です。
苗の背丈が伸びること、花が咲くこと、実をつけること、実が色づくこと…
どれもこれもが待ち遠しくて、大切な瞬間です。
一緒に育てている仲間や担当とだけでなく、保護者の方とも共有したい瞬間です。
ぜひ、送り迎えの際にはお子さんと一緒にプランターや畑をのぞいてみてくださいね。
夏野菜の成長は、ブログにも定期的にUPしていきたいと思います。
また、6月には田植えも行う予定です、お楽しみに!!