今日は盂蘭盆会 | 大神一郎オフィシャルブログ「ブログでGO!」Powered by Ameba

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今はまだ自称オフィシャルですが、本物のオフィシャルにできるよう頑張ります。

今日は盂蘭盆会(うらぼんえ)でした。






盂蘭盆会の謂れですが…、








お釈迦様の十大弟子の一人で、「神通第一(最も神通力に優れる)」と言われ、小乗の修行に満足していた目連尊者が、亡くなった母がどの世界にいるのかを、神通力で調べたところ、餓鬼道に堕ちていたことが分かりました。






ちょうど飢餓に苦しむ子供と同じような姿で、餓えて苦しんでいる母の姿を見て、その苦悩から救い出したいと考えた目連尊者は、神通力で母の元に食べ物を送りました。






しかし、母親が食べ物を口に入れようとしたその時、突如として食べ物が燃え始めて、母親は炎に包まれてしまいました。






驚いた目連尊者は、その火を消そうとして、神通力で大量の水をかけようとしました。






しかし、かけようとした水は、途中で油に変わってしまい、母親を焼く炎は消えるどころか、ますます激しく燃え上がってしまいました。






神通力で母親を救えなかった目連尊者は、お釈迦様に母親の苦悩を取り除く方法を尋ねました。するとお釈迦様は、






「目連の母は、生前に仏への御供養を惜しんだために、物惜しみの罪で、死後餓鬼道に堕ちたのである。この苦悩を取り除くには、生きていて命が母親と繋がっている目連が、母親に成り代わって、7月15日に十方(世界中の意)の僧侶を集めて、食べ物などを差し上げて、心を尽くしてもてなすようにしなさい。」と説き、






目連尊者が、お釈迦様が説かれた通りに僧をもてなしたところ、母親は一劫(いっこう・約1600万年とも約800万年とも言われ、想像もつかないほどの長遠な時間を指す)の餓鬼道の苦悩から逃れることができました。








ということが、「盂蘭盆経」という経典に説かれていることに由来しています。






我々と命が繋がっている、先祖の追善回向を行なうのは大事なことです。






しかし、本当に大事なことは、「何を用いて先祖の追善回向を行なうか」ということです。






末法の現代においては、真の大善たる、南無妙法蓮華経の大曼荼羅御本尊を用いて追善回向を行なうことであり、この真の大善に依らず、釈尊の時代の仏教という中善・小善や、仏教以外の外道で回向を行なえば、






真の大善に背いた罪の方が深く重いため、小乗の通力で母を救おうとして、却って母に苦悩を与えてしまった目連尊者のように、追善回向を行なっているつもりでも、却って先祖を悪道に堕とし、自らも苦悩の淵に沈んでしまうことになるんです。






本当に先祖を大事に思うなら、日蓮正宗で追善回向を行ないましょう。