■会社の家賃補助がある場合について
<部屋探しの前に確認すべきこと>
① 補助の「条件」を確認する
会社によって家賃補助の条件はまったく違います。
たとえば──
- 通勤距離・時間の上限:「勤務先から○km以内」「通勤時間○分以内」などの制限あり。
- 契約者名義:本人契約のみOK、または会社(法人)契約限定のケースも。
- 家賃上限:「月○万円まで補助」など支給額に上限がある。
- 物件の種類:社宅扱いになるため、賃貸マンションのみ可・シェアハウス不可などの指定がある場合も。
- このあたりを曖昧にしたまま契約を進めると、せっかくの補助が受けられないこともあります💦
② 「誰が契約の窓口」になるかを確認する
会社によっては本人ではなく会社や代行会社が手続きを行うケースがあります。
- 本人が窓口:通常の個人契約。会社に契約書コピーを提出して補助申請。
- 総務が窓口:会社がオーナー(または仲介会社)と直接やり取り。
- 代行会社(例:リロクラブ、長谷工ビジネスプロなど):社員は希望条件だけ出して、物件紹介~契約まで代行会社が対応。
この「窓口の違い」によって、使える不動産会社や契約フローも大きく変わります。
③ 探すときの注意点
「法人契約可」かどうかを物件情報でチェック(会社が借主になる場合)。
初期費用の支払方法:会社経由だと立替禁止・請求書払いなど制限がある場合も。
入居開始日:会社の補助開始日と契約日がずれると、補助対象外になることも。
■まとめ
家賃補助が出る人こそ、「早く物件を見に行く」より先に
会社の規定を確認して、総務・人事・代行会社に一報を入れることが大事。
条件を把握してから探せば、補助を最大限に活かせる部屋探しができます!
■youtube動画の台本
会話台本(セミナー風)
賃貸契約に関する初心者向けセミナー。
【登場人物】
やまだ:素朴な疑問を持った女の子(参加者)。不動産業界はまだ慣れていない。
講 師:不動産屋で働くベテラン社員。現場経験が豊富。
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<中編:誰が契約するの?本人?会社?>
やまだ
じゃあ会社の条件を調べたら、次は物件探しですよね?
講師
その前に、契約の窓口を確認しよう。
君が直接契約する「個人契約」なのか、会社や代行会社が契約する「法人契約」なのかで探し方が変わるんだ。
やまだ
法人契約って、会社の名前で借りるってことですか?
講師
その通り。
法人契約だと、契約者は会社で君は“入居者”という扱いになる。
この場合は、物件情報に「法人契約可」と書いてあるものしか選べない。
さらに、手続きは会社や代行会社(リロクラブなど)が窓口になる。
やまだ
じゃあ、私が直接不動産屋さんに行ってもダメかも?
講師
そう。会社が提携している不動産会社を使わないといけない場合も多い。
まずは“誰が契約の窓口になるか”を総務に聞いておくのが大事。
窓口が違うと、初期費用の支払い方法や入居時期の調整も変わってくるからね。
以上